12日(2022年4月)の「モーニングショー」は、欧米で生まれた新しい言葉「ソーシャル2日酔い」について伝えた。久しぶりに対面で他人と接すると、お酒を飲み過ぎた後のような倦怠感を感じるというものだ。
日本でもこの症状を感じる人は少なくないようで、SNSには「友人と偶然会ったのでカフェで話したら、2時間も家族以外と話すのは久しぶりで楽しいけど疲れた」「ソーシャル2日酔い。言われてみたらそんな感じもする。1週間毎日出社する体力も失っている」などの書き込みも。
「距離感は変わりましたよね」
公認心理師で産業カウンセラーの大美賀直子さんは「特にこれから社会に出る若者はオンライン授業で人と接する時間が少なく、コミュニケーション能力を伸ばせていない。影響は深刻だ」と指摘。
また、「大学生のカウンセリングでは、以前は『オンライン授業になって人と接する時間が少なくなり落ち込む』という相談が多かった。今は逆に『どう人と接すればいいか分からない』という相談が多い」と話した。
コメンテーターの玉川徹(テレビ朝日)「僕はこれ、ちょっと分かりますね。コロナが始まってからこのスタジオにいるよりも家でリモートの方が長かったから。やっぱり、こうやって出てきた方が疲れますよ。最初は通勤で疲れるのかなと思っていたけど、もしかしたらこれ(ソーシャル2日酔い)かも知れない」
司会の羽鳥慎一「そうか...。私は玉川さんに会うと疲れるけど嬉しいですけどね」
玉川「嬉しいのは嬉しいんですよ。やっぱりやりやすいし、楽しいし。だけど疲れる」
羽鳥はここで、入社2年目の森山みなみアナに「どうですか?オンライン授業とかオンライン就活とかオンライン研修の世代でしょ?」と質問。
森山アナ「私は全くならないのですが、そういえば友人が、リモートワークから出社に切り替えたタイミングで満員電車に乗ったら人との距離にかなりくらくらしたって言っていました」
菊間千乃(弁護士)「確かに電車はそうかも。電車に乗ると疲れる」
羽鳥「距離感は変わりましたよね。前だったら普通に乗れていた満員電車に『近い!』って。ちょっと、『うわ!』って思う時ありますよね」
(ピノコ)