ロックダウン上海の厳しい食料事情 「モーニングショー」で現地支局長が報告

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   「新型コロナの感染拡大のためロックダウンが続いている中国の上海で、新規感染者が9日連続で過去最多(おととい時点で2万4943人)となっています」と司会の羽鳥慎一が切り出した。

   11日(2022年4月)の「モーニングショー」は、ロックダウン中の上海で今起きていることを伝えた。

  • 番組サイトより
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サラミが唯一の肉だったのですが、食べてしまいました」

   高橋大作・ANN上海支局長は、市内にある自宅から、食糧が底をつきつつある現状をリポート。週末に配給された野菜以外は、冷蔵庫の中はほぼ空だ。「サラミが唯一の肉だったのですが、食べてしまいました」と高橋支局長。残されたたんぱく源はみそだけということになる。

   羽鳥は「厳しいロックダウンが2週間続く上海で外出が可能となる目安を市の当局が発表しました」。市の発表によると、全市民が対象のPCR検査をあと1回行った上で、14日間感染者が出ていない地区は近隣への外出が可能になるそうだ。また、7日以上感染者が出ていない地区では、地区内での外出が可能になるという。

   しかし、例えば高橋支局長の住む地区は、マンション2棟で1地区になっていて、500人以上が暮らしている。連日過去最多の感染者が確認されている状況下で、全面的な封鎖解除までは少なくとも数週間以上かかる見通しだ。

   羽鳥「ただ、ほとんど無症状ということです。ここは判断が難しいですね」

   山口真由(弁護士)「中国政府の経路依存性、ゼロコロナ政策をとったら政権の威信をかけてそれを変えないという姿勢はかなり甚だしい。これは世界経済にとってのリスクです。今、中国のサプライチェーンが滞ってしまうと、ただでさえインフレ傾向があるところに拍車をかける。ゼロコロナからうまく脱していくことが世界にとって大きな課題になってきているという気がします」

(ピノコ)

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