<1年前のワイドショー> コロナ対策、あの頃の「危機感」 今から見るとどう映る?

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   <1年前のワイドショー> コロナ2年目となった昨年(2021年)の今頃は、東京で「緊急事態宣言」が解除され一安心したのも束の間、感染が再拡大し、3週間後の4月12日から再び「まん延防止等重点措置」が実施されました。マスク手洗い、飲食店への営業制限など、相も変らぬ感染対策に人々はいらだち、ワイドショーでも「効果があるのか」と問いかけていました。

  • 収束はいつに?(写真はイメージ)
    収束はいつに?(写真はイメージ)
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「呼びかけの対策なんて全然効果がない」論も

   (J-CAST)ワイドショー通信簿の「『警察官を街に立たせろ』 コロナ対策『お願い』に限界論」(2021年4月9日、日テレ系「スッキリ」)では、政府分科会の尾身茂会長が「もはや言葉だけでは伝わらない」「やめてください、対策してください、では響かなくなっています」と危機感を募らせていたことを紹介しています。

   また、「『呼びかけだけ』のコロナ対策 もう限界では?論」(同年4月12日、フジテレビ系「めざまし8」)でも、弁護士の橋下徹が「まん延防止等重点措置と緊急事態宣言は同じこと」と指摘し、「本当に人流を抑制したいんだったら、仕事は全部やめて通勤を止める。飲食店以外も昼間も営業停止にするしかない。でもそれは政治の責任になるからやらないんです。呼びかけの対策なんて全然効果がないと思いますよ」と訴えていました。

   では、具体的にどんな対策をとればよいのか。「トイレ内で消毒液の置き場所は? 専門家が指摘した正解は...」(同年4月12日、日テレ系「スッキリ」)は、日本感染症学会指導医の水野泰孝医師が、直接企業の現場に出向いて指導した様子を紹介しました。部屋が狭かったり、サーキュレーターを置いて換気をよくしたりするなど、主催者側が考えているよりも効率的な感染対策の指導をしていたようです。

   水野医師は「『やってる感』で満足されている方もけっこういる。効率的にやることが重要だが、現場を見てみないとわからない(略)」とコメントしていました。

   あれから1年、感染者は増減を繰り返し、現在もまた再拡大が懸念されています。当時の記事を読み返し、改めてコロナの収束はまだまだ先かと思ってしまいます。

(コムギ)

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