「第94回アカデミー賞授賞式」を見ながら、映画の素晴らしさと豊かさに改めて感動

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   映画が好きな私は、先週に続いて「第94回アカデミー賞授賞式」のことを記しておきたいと思います。

   今年の授賞式は、例年になく、映画界のスターが勢揃いしました。

   「ドリームプラン」でアカデミー賞主演男優賞を受賞したウィル・スミスが奥さんのことを言われて、プレゼンテーのクリス・ロックを平手打ちしました。ウィル・スミスはその後謝罪をして、アカデミー賞を運営する映画 芸術科学アカデミーを退会したのです。

   そのようなことがあった後のウィル・スミスの受賞スピーチに感動しました。彼は涙を流しながら、「この仕事は、人を幸福にするためにやっている」と、言いました。 それを、会場で聞いていたデンゼル・ワシントンも聞き入っていました。その後に、アカデミー賞主演女優賞のプレゼンターを務めたアンソニー・ホプキンスも、紹介の挨拶で彼のことに触れていました。

  • 映画について感慨を新たに(写真はイメージ)
    映画について感慨を新たに(写真はイメージ)
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私の大好きな映画「ゴッドファーザー」のコッポラ監督たちも登場

   「ゴッドファーザー」50周年記念の栄誉を祝して、監督のフランシス・フォード・コッポラとアル・パチーノとロバート・デ・ニーロの3人が揃って登場したかと思えば、「パルプ・フィクション」のサミュエル・L・ジャクソン、ジョン・トラボルタ、ユマ・サーマンが登壇。ジョン・トラボルタとユマ・サーマンがツイストを踊りました。

   観客には大受けで、「ドライブ・マイ・カー」でアカデミー賞国際長編映画賞を受賞した濱口竜介監督と主演の西島秀俊たちも、楽しんでいる様子でした。

   「第94回アカデミー賞発表・授賞式」を見ながら、アカデミー賞は本当にいいなと思いました。そして「映画は、見ている人の気持ちを、豊かにする。明日への希望をもたらしてくれる。とても素晴らしい文化だ」と、感慨を新たにしました。

渡辺弘(わたなべ ひろし)
渡辺 弘(わたなべ ひろし)
1952年生まれ。東京大経済学部卒業。1976年に日本テレビに入社し、制作局CP、ドラマ制作部長として番組づくりの現場で活躍。編成局長、制作局長、取締役報道局長、常務・専務を歴任した。「マジカル頭脳パワー!!」「THE夜もヒッパレ」「「スーパーJOCKEY」「24時間テレビ」などヒット番組をプロデュースした。 現在は「情報経営イノベーション専門職大学」客員教授。映像会社「2501」顧問。
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