「多くの映画で主演を務めたタイの人気女優が遂げた謎の死。彼女の事故死をめぐり、セレブらの関与が取りざたされるなど、今、タイ国内は騒然となっています」とMCの谷原章介。8日(2022年4月)の「めざまし8」は、「テンモー」という愛称で国民に親しまれていたタイの人気女優、ニダー・パチャラウィラポンさんの死をめぐるタイ国内の騒ぎについて伝えた。
テンモーさんは今年2月24日、首都バンコクを流れるチャオプラヤ川にクルーズ中に転落。2日後、水死体で発見された。ボートには元マネージャーのほかに、中古車販売業を営む男性やデジタル通信会社CEOなどセレブばかりが乗っていたという。
当初は誤って転落した事故だと思われていたが...
当初は誤って転落した事故だと思われていたが、テンモーさんの母親が「娘の死は事故ではない。テンモーとマネージャーを含めた6人が食事をするためだけにボートに乗っていたとは信じがたい」と異議を唱えたことから騒ぎに発展した。
現地の英字紙「バンコク・ポスト」は、テンモーさんの行動について「トイレが故障しており、用を足すためにボートの後部に行って転落した」と報じているが、母親は「スターである彼女が用を足すためにボートの後部に行くということは考えられない」と主張しているという。
また、同乗者が5人もいたにも関わらず、通報から発見まで時間がかかったことにも疑問の声が浮上しているそうだ。
現地の警察はボートに同乗していた5人の男女を事情聴取。取り調べでウソ発見器の使用がとりざたされる事態に発展しているという。
さらに、1人には過失致死の容疑で逮捕状が出たものの逮捕はされなかったそうで、このことについてもSNSなどで「納得がいかない」などの声が上がっているという。
風間晋(フジテレビ解説委員)「これは典型的なスキャンダルの状況。国民的な女優に怪しげなセレブがいて、捜査もどうなの?...っていう。そこにSNSの強烈なメッセージがどんどん拡散していく。タイは当分、この問題で騒ぎが続きそうですよね」
カズレーザー(お笑いタレント)「加熱しすぎなように思いますね。発見まで2日間というのは水難事故ならあり得そうな感じもありますが。ただ、逮捕状が出たのに逮捕されなかったという状況は疑わしく思ってしまうのも仕方ないのかと思います」
(ピノコ)