「新型コロナの3回目のワクチンを加速させるために、政府がGO TOイベントを改めてイベントワクワク割の実施を検討しています」と、司会の羽鳥慎一が切り出したニュース。
街の若者たちはこのネーミングに対して「ダサい」という意見もある中、「ワクチンだからワクワク、かけているのがいい」という意見もあった。
3回目のワクチン接種を条件に「チケット代2割引」
このワクワク割は、コロナで落ち込んだイベント業界の支援策で、3回目のワクチン接種を条件に映画やコンサート、スポーツ観戦などのチケット代が2割引になる制度。伸び悩む若者のワクチン接種率を高めるのが狙いだ。
森山みなみアナが3回目のワクチン接種の現状を報告する。70代以上では82.4%の人が3回目のワクチンを接種している一方、20代は23.8%に留まっている。また東京都の7日間平均の感染者の内訳をみても20代が21%と最も多い。
社会活動家の石山アンジュは「若い人にワクワク割というネーミングが刺さっているかはわかりませんが、ちょっと昭和のにおいがするといったら怒られるかも」と言い、「政府は人流抑制と言うメッセージを発信しつつも経済対策を打ち出してきたわけで、ブレーキとアクセルを同時に行っている印象がある。経済政策を進めるのならその指針を発表してほしい」と指摘。
また3回目のワクチン接種が若者層で遅れていることについても、石山は「3回目のワクチンの意義がわかっていても後回しにしている人が私の周りには多い。2回目接種で副反応がひどかった人が多く、年度末の忙しい時に2日間潰れたくないというのが理由。会社としてもサポートが必要だと思う」と話した。
森山アナも3回目接種を済ませたが、「38度以上の熱が出て、腕が上がらなくなった。脇も痛くて上半身がまったく動かない状態が2日くらい続いた」と話す。羽鳥は「おじさんは熱は出なかったけど、腕は痛くなった」とコメントした。
テレビ朝日のコメンテーター、玉川徹は「3回目を接種していない人には、絶対に打ちたくないという人より、どうしようか迷っているという人が多いと思う。そういう人たちには有効な制度だと思う。ただ、ネーミングですよね。昨日昼のニュースでこのネーミングが流れた時、スタッフルームはざわつきました。昔、ワム!(Wham!)というバンドの曲に『Wake Me Up Before You Go-Go』というのがあったんですが、邦題は『ウキウキ・ウェイク・ミ・アップ』だったんですけど、あの時くらいの脱力感です」と話した。
羽鳥が「ネーミングの決定権を持つ人はある程度年齢が上ですからね」と応じると、玉川は「昭和の人が決めたっていう感じですね」と石山説に同意した形になった。
(バルバス)