昨日4日(2022年4日)午前7時頃、閑静な住宅街でナタと包丁を持った69歳の男が近隣住民3人を襲うという事件が起きた。この事件では81歳男性が頭を切りつけられて大ケガしたほか、男性の妻も病院に搬送されている。ほかに30代男性も襲われているがいずれも命に別条はない。警察は殺人未遂容疑で容疑者(69)を逮捕したが、その時いったい何が起きていたのか。「めざまし8」では被害者の30代男性に話を聞いた。
谷原章介「我慢の限界というが何が限界だったのか」
男性は、容疑者宅の横にある駐車場に向かったところ、ナタと包丁を手にした谷容疑者と遭遇した。待ち伏せされた感もあり、逃げようにも逃げ場がなく、もみ合いになって倒れたあと、すぐ車に乗り込んだ。しかし、容疑者はナタで車のガラスを叩き割り、自分めがけて包丁で刺してくる。男性は運転席、助手席、後部座席と移動し、偶然後部座席に置いてあったプラスチックケースを盾に必死に身を守るしかなかったという。「降りてこい、刺し殺してやる」という容疑者。男性が「わかりました。降ります」と答え、容疑者が一瞬スキを見せたところでドアから脱出し、家の方に走って逃げた。谷容疑者は追いかけながらナタを投げたが、男性には当たらなかった。容疑者はこの後81歳の男性宅に向かい、さらなる犯行を行った。
突然の事件だが、犯行の動機はなんだったのか。近所の住民に聞くと、ゴミの出し方をめぐってトラブルがあった他、30代男性は「家でバーベキューをしてたんですけど、うるさかったのかな。10年前くらいに土地関係のことで父親ともめていたようだが、それはすでに終わっている」と語る。
容疑者は「がまんの限界だった」と犯行を大筋で認めているが、殺意については「よくわかりません」と供述しているという。
MCの谷原章介「なぜ包丁とナタなのか理解に苦しむ。車の中に逃げてもナタで割って包丁で刺してくる。相当執念を感じる」
田中良幸情報キャスター「車の中で死を覚悟したくらいの状況で、たまたまプラスチックケースが積んであったので、なんとか盾にした結果ちょっと手を切られたくらいで済んだ。動機がまったくわからない怖さもある。土地トラブルも弁護士を入れて10年前に解決していて、昨日まで土地の話はまったくなかった。一昨日のバーベキューも昼間で、これまでもバーベキューはしていた。(別の被害者の)81歳男性はバーベキューに参加していなかった」
武井壮(元陸上競技選手)「怖いですし、トラブルも我々の日常に潜んでいるレベルからの発展。安心した暮らしと思っていたところで襲われることが信じられない。小さなトラブルでも、日常から気をつけてコミュニケーションをとらなければいけないのかな。恐怖感を感じる」
谷原章介「我慢の限界というが何が限界だったのか」
永島優美アナウンサー「逮捕されたが、出てきたときのことを想像すると恐怖が続く」
(みっちゃん)