上司と部下の「価値観のズレ」埋める方法は? 加藤浩次、「結局、相手が悪い」という発想の転換促す

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   「そちらのグラフをご覧ください」とけさ5日(2022年4月)の「スッキリ」の森圭介アナが問い掛けた。龍谷大学文学部臨床心理学科による企業での世代間のギャップに関したアンケートで、「上司と部下、価値観が合わないことを諦めていますか」と上司と部下1000人に聞いたものだ。

   その結果、「はい」と答えた上司(45歳~60歳)が69.8%、部下(20歳~30歳)も68.8%だった。「お互い、諦め合っているわけですね」と森アナ。

  • 価値観のギャップが…
    価値観のギャップが…
  • 価値観のギャップが…

部下は上司に対して「飴と無視」で

   街で聞くと、「ジェネレーションギャップとして、しょうがないなと思うことはあります」(上司52歳)、「会話していて、価値観が合わない」(部下24歳)といった声。

   さらに突っ込むと、上司は「(部下に)『今やらないとだめですか』って言われるんですけど、平気で『今無理です。来週になります』とか言われると、オイオイと思ってしまう」(45歳)、「忖度がいいとは思わないけど、日本の社会だと、多少忖度が必要なので、そこがいまいち足りない」(57歳)。

   一方、部下は「祝日も平日も関係なしにくる。そこで、休日はアプリの通知をオフに」(30歳)、「(休日の上司からのLINEについて)友達と遊んでいたりとか、飲みに行っていたりしている場合だと返さない。もう絶対未読無視。仕事とプライベート、完全に分けたい」(24歳)。

   そんな中、「常に誰に対しても敬意をもって接してあげれば、一方通行にならないのかなと思っています」(上司45歳)、「お互い違うっていう認識があるうえで話が進められればいいんですけど」(部下27歳)という意見もあった。

   部下と上司、どうやって価値観を埋めればいいのか。龍谷大学文学部臨床心理学科の水口政人教授に聞くと、上司側は部下に対して「週1回1対1で10分間対話する『い・ざ・か・やミーティング』が大切。「い」は意見しない、「ざ」は遮らない、「か」は解決しない、「や」は8分間以上部下にしゃべらせること。

   部下は上司に対しては「『飴と無視』。上司から好意的なアクションをもらえたら笑顔や感謝の反応で『飴』で返す。理解できないときはスルーする。それが大事」といっている。

   加藤「結局、相手が悪い、上司が悪い、部下が悪いといっているが、そう思っているのは、自分だから。そこだけを押えておいてほしい」

(一ツ石)

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