来年用「ラン活」 トレンドは「大容量」と「ジェンダーレス」(THE TIME,)

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   横浜市の展示会に2日(2022年4月)、「1年早い行列」ができた。「ラン活」だ。今年の入学式が間もなくなのに、「来年のランドセル選び」のために親やジジババらが並んだのだ。4日の「THE TIME,」が特集した。

   「この時期からランドセルを選ばないと、気に入ったランドセルがなくなっちゃう」。娘の手を引いた母親が言う。次から次と、黒、赤、ピンクと取り換えては担ぐ「来年度入学予定」の子どもの写真を、ジイジがスマホで追いかける。

  • ランドセルの人気傾向に変化も(写真はイメージ)
    ランドセルの人気傾向に変化も(写真はイメージ)
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家族そろって「大騒ぎ」も

   ランドセルのメーカー8社が集まった「合同ランドセル展示会2022横浜」で、670種類のランドセルが販売された。今年のトレンドは...。

「今年は、タブレットを持ち出す学校が増えています」と、メーカーの担当者が言う「より大容量」。それと、「男の子女の子。性別を問わない、ジェンダーレス」。

   教科書は、平成17年(2005)度には4857ページだったのが、毎年増えて、令和2年(2020)度で8520ページになった。運動靴から水筒まで詰め込める「大容量」が注目されているのだ。また、男の子は黒、女の子は赤といったパターンにはまらず、カラフルなランドセルが人気に。

   剣をあしらった銀色のアクセサリーをつけると「男の子っぽく」、ひまわりの花のようなアクセサリーをつければ、「女の子っぽく」もなる。教科書の背表紙が見えやすいようにした「横型」ランドセルも。会場では、色をめぐる「親子の闘い」も。

   「赤がいい~」。と言い張る娘や、「黒よりこれがいい」とキャメル色を離さない男の子。荒川さん一家は、長男晴斗くん(5)のランドセルをめぐり、おじいちゃん、おばあちゃんも加わって大騒ぎ。お母さんは、「タブレットも入れるから」と大容量で軽い、機能面を推すが、晴斗くんは、どのメーカーでも「この色がいい」と、キャメルを譲らない。

   1時間後。「決まりました」。選んだのは、大容量の紺色だったが、口にはしっかりキャメルのラインが入っていた。お会計になったら、呼ばれたのはおじいちゃん。サインをした後で、「ジイジ、ありがとう」と抱きしめられていた。一家の「ラン活」は無事終了した。

   ランドセル展示会は、全国14都市で実施予定。東京では今月29日~5月1日まで。

   「ラン活」は、ニュースの関心度ランキングの関連で取り上げられたが、肝心のランキングトップは、「セブン・ファミマの春の値上げ」。MCの安住紳一郎は「10代、20代、30代、40代の男女で高い関心度になりました」。セブンイレブンは上旬から、弁当・パン・惣菜など約60商品を最大15%値上げする。「お好み幕の内」は430円が460円(税抜き)に。ファミリーマートは、コロッケなどホットスナックなど計10商品を最大12%値上げ。「サラリーマンのお昼には大打撃です」(20代男性)と嘆く声があがった。

(栄)

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