岡山で雉真雪衣(多岐川裕美)から話を聞いて以来、大月るい(深津絵里)は母・安子(上白石萌音)への思いを募らせていた。
錠一郎(オダギリジョー)は、そんな妻に岡山で開かれる「クリスマス・ジャズ・フェスティバル」への出演を提案する。るいはそれを受け入れる。
ジャズ・フェスティバル当日に起きたコト
ひなた(川栄李奈)はそのフェスティバルのチケットを渡すため、映画村でアニー・ヒラカワ(森山良子)を探すが見つけることできず、チケットはジョージ(ハリー杉山)に手渡すことに。
そして迎えた「クリスマス・ジャズ・フェスティバル」当日。緊張でがちがちになったるいの周りに、懐かしい顔ぶれが集まってくる。
一方、ひなたと桃太郎(青木柚)はラジオに耳を傾けていた。声の主はアニー。パーソナリティーの磯村吟(浜村淳)のインタビューを受けているのだ。
途中まで英語で答えていたアニー。しかし磯村からある質問を投げかけられると、一瞬答えに詰まった後、日本語を話し始める。ひなたはそれを聞いて、目を丸めるのだった。
フェスティバルでは、錠一郎とトミー北沢(早乙女太一)のセッションが始まる。
そしてひなたは、その会場のすぐ近くでアニーを目撃。しかしアニーはひなたを見ると慌てた様子で走り去ってしまう。
同じころ、控室で出番を待つるいのもとには、野田一子(市川実日子)がやってくる。
そして「クリスマス・ジャズ・フェスティバル」終演後、るいとひなたを歓喜させる出来事が起こる。それはまさにクリスマスの奇跡だった。
そして年が明け2004(平成16)年。ついにハリウッド映画『サムライ・ベースボール』が公開される。そしてるいとひなたは、日本公開を機に再び来日したアニーと再会するのだった。