「破壊された街にチェロがひびきました」と永島優美アナウンサーが30日(2022年3月)、ロシア軍の侵攻で瓦礫と化したウクライナ北東部の都市、ハリコフでバッハの無伴奏チェロ組曲第5番を弾く1人の男性について触れた。
SNS「芸術は戦車に負けない」「魂は破壊できない」
ロイター通信によると、ハリコフ在住のチェリスト、デニス・カラチェフツェフさんで、人道的支援と復興のための資金調達プロジェクト」として動画をユーチューブに投稿すると、哀しげな曲のしらべにSNSでは「芸術は戦車に負けない」「建物を破壊できても魂は破壊できない」といったコメントが世界中から集まった。再生回数は公開1週間で12万回を超えたという。
デニスさんは「戦争が終わったら、私たちはこの街とこの国を修復し再建できると信じている」と話しているそうだ。
筑波大学の中村逸郎教授「悲惨な状況がいつまでも続くわけではない。どこかに希望があって、元の生活に戻ることができるという願いが演奏にこめられている。大きな感動を呼びます」
遼河はるひ(元宝塚男役スター)「本当ですね。この5番は、ウクライナの現状を表すような悲劇的な曲想といわれますが、6番は復活を表す曲です。いつか(ハリコフの街で)6番を弾いてほしい」
司会の谷原章介「音楽を通して声をあげる。すばらしいものがあります」
(あっちゃん)