現地時間27日(2022年3月)、第94回アカデミー賞授賞式が米ロサンゼルスで行われ、29日の「モーニングショー」では、嬉しいニュースやハプニングなど話題満載となった現場の様子を詳しく伝えた。
当人は「アカデミーに謝りたいです」
まず注目を集めたのが映画「ドリームプラン」で主演男優賞を受賞したウィル・スミス(53)。プレゼンターのクリス・ロック(57)は、ウィル・スミスを紹介する際に妻のジェイダ・ピンケット・スミス(50)を指して「ジェイダ、愛しているよ。『G.I.ジェーン2』が待ちきれない」と話したが、ジェイダさんは脱毛症で苦しみ、丸刈りにしている。ウィル・スミスはこれに激怒。壇上に登るといきなりクリス・ロックを平手打ち。席に戻ってからも「俺の妻のことを2度と口にするな」と怒りをあらわにした。
受賞後ウィルは「自分の人生で愛する人々を守っていく使命がある。この世界では自分を見下す人がいても笑顔を装わないといけないことも知っています。アカデミーに謝りたいです」とコメントした。
ウィルの行動には「暴力はいけないけど妻を侮辱されて怒るウィル・スミスはカッコイイ」「侮辱されたからといって殴っていいことではない」など賛否両論。米アカデミーは「いかなる形態の暴力も容認しません。対応を検討するため正式な調査を始めた」とコメントした。
吉富愛望アビガイル(アナリスト)「海外のコメディアンのジョークは日本とは違うところがあるが、ウィル・スミスさんがああいう行動をすることは納得するが、暴力という形は残念だった」
玉川徹(テレビ朝日)「病気で(ジェイダさん)本人も悩んでいるはず。僕も同じ立場だったら殴ってやりたくなる。だけど殴りはしないかな」
一方、嬉しいニュースは日本映画として13年ぶりに国際長編映画賞に輝いた「ドライブ・マイ・カー」。濱口竜介監督(43)は「とりました。ありがとうございます」と喜びを語った。主演の西島秀俊(51)は「国とか言葉を超えて、皆さんいろんな方の心に響いたんだなということを会場で感じて幸せです」とコメントした。
玉川徹「小説読んでいるんですが、(映画を観るのも)楽しみにしています。主人公の奥さんは不倫を繰り返していて、なぜ不倫しているのかわからないまま亡くなってしまうんです。我々ワイドショーは不倫を絶対悪としてとらえるんですが、人間ってそこまで単純じゃないよねと考えさせられる」
司会の羽鳥慎一「私は仕事の関係もあってDVDを3回か4回観たんです。テーマもすごいんですが、作り方もすごいんですよ。いろんな言語が入ったり、手話が入ったり。劇中劇の制作過程も入ったり」
玉川徹「断片しか観ていないんですが、トーンがまたいいんですよ」
羽鳥慎一「まだ観ていない方いらしたら、ぜひ観ていただきたいなと思いました」
(みっちゃん)