新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置が今週22日(2022年3月)に全面解除されたが、夜の街に客は戻ってきていない。けさ25日の「モーニングショー」は、「ショーアップ↑」コーナーで野上慎平アナが飲食店の思惑外れを特集した。
きのうの東京・新橋の飲食店街。取材スタッフが「午後8時にはにぎわっていたのですが、9時を過ぎると人通りが少なくなりました」とリポートする通り、人影はまばらで、店からも歓声は聞こえてこない。
まん延防止措置は解除されたが...
駅前に行ってみると、「コロナとかもあるんで、2軒目は行かずに家で飲もうかなと」(20代男性)、「なるべく早く帰ろうと思ってます。遅くなると電車の中にマスクしてない人とかいるので」(20代女性)、「このまま帰ります。この2年間で感覚が変わってきてますよね」(30代男性)という声が多い。
有楽町のもつ焼き店は「コロナ前は2軒目、3軒目という客も来ていたんですが、きのうは夜11時で1組になってしまいました」、まだ10時半だというのに、ひっそりした店内の銀座「BAR保志」の阿部洋佑店長は、「1軒目行ってそのまま帰る状況に慣れてしまった方が多いですね」と話す。
20~60代の100人に帰宅時間をアンケートしたところ、午後9時前という回答はコロナ前は29%だったが、コロナ後は66%にもなっていた。野上アナは「その結果、どうも2次会文化というものがなくなってきているのではないでしょうか」と心配する。
街で聞いても、「2次会には行かずに帰る。2年間で感覚が変わった」「2軒目、3軒目というのは気が引ける」「周りの目もあるし、なるべく早く帰る」と話す。アシスタントの斎藤ちはるアナも「私の周辺でも、コロナ前は2軒目とかあったと思うんですが、今は全然聞かないですね」
長嶋一茂(スポーツキャスター)「遅くまで飲んでも早く切り上げたほうが、翌朝からだも楽だし、健康なんじゃないかと気づいたんじゃないかな」
「飲み足りねえなあ、もう1軒、もう1軒行こ!」なんて酔客はいなくなるのかなあ。きょう25日は年度末のプレミアム金曜日、飲食店は期待しているだろうが......
(カズキ)