フィギュアのウクライナ・ペア途中棄権 カズレーザーが感じ取ったメッセージ

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   「母国の平和を願う演技」と25日(2022年3月)、司会の谷原章介が評した。日本時間のけさにフランスのモンペリエで始まったフィギュアスケート世界選手権。ロシア選手出場禁止という異例な大会で、男子フィギュアのウクライナ代表、イヴァン・シュムラトコ選手(20)がひときわ大きな拍手を浴びた。

  • フュギュアスケート世界大会にもウクライナ侵攻の影響が(写真はイメージ)
    フュギュアスケート世界大会にもウクライナ侵攻の影響が(写真はイメージ)
  • フュギュアスケート世界大会にもウクライナ侵攻の影響が(写真はイメージ)

ショートプログラムだけを滑り、棄権

   シュムラトコ選手は北京五輪でオリンピックに初出場したが、その2週間後にロシアがウクライナに侵攻。出身地キエフも激しい攻撃にさらされた。世界選手権大会に出るべきか葛藤しつつ「家族と相談して得意なことをやるべきだとウクライナ代表として参加しました」という。コーチはやって来ることができなかったそうだ。

   「目標はここ(大会)に来ることでした。伝えたいのは、とても深い、いまウクライナで起きていることに対する思いです」とも、この選手は語った。

   リンクへは、衣装姿でなく、ウクライナカラーの青白のハートマークをつけたT シャツで登場、丁寧な演技に観衆からは拍手と歓声がわき、スタンディングオベーションも起こった。試合後は「すべてのウクライナ人が私と一緒に滑っていた。リンクでは1人ではありませんでした。支援してくれた世界中に人たちに感謝します」と話した。

   ウクライナからはペアも出場したが、ロシア軍侵攻の影響でフランスの会場到着まで6日間かかってしまったためフリー演技の練習までできず、ショートプログラムだけを滑り、棄権した。

   谷原「大変な中で参加したんですね」

   カズレーザー(タレント)「リンクに立つことに本当に意味があり、抵抗のメッセージを感じます」

(あっちゃん)

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