右京&冠城の別れ 「相棒史上1番泣けた」

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「もう少し、一緒にやりませんか?」

   並木道の石垣に腰かける冠城のもとに杉下右京(水谷豊さん)がやって来て「少し歩きませんか?」と声をかけ、2人は並んで歩き出す。

   「君がうらやましいです。心の赴くままに居場所を変えられる、その軽快さが」(杉下)、「嫌味にしか聞こえませんけど」(冠城)、「嫌味ですから」(杉下)というやり取りの後、杉下は立ち止まり、

「僕はね、冠城くん。これまで去る者は追わず、来る者は拒まずでやって来ましたが、今回それを破ろうと思います。もう少し、一緒にやりませんか?君が特命係を去ることをできれば拒みたい」

と冠城に訴えた。

   冠城は噛みしめるように「最高のはなむけの言葉です。長い間お世話になりました」と言い、杉下に頭を下げた。

   杉下は全てを悟ったようにうなずき、その場を立ち去る。目を赤くした冠城も、杉下に背中を向けて歩いて行ったのだった。

   7年間杉下の相棒を務めた冠城の卒業に際し、杉下が初めて相棒を引き止める言葉を放ったラストシーンに、ツイッターなどでは

 「冠城亘と右京さんの別れ方相棒史上1番泣けた」
「冠城を特命に引き留めようとする右京さんとそれを最高のはなむけの言葉だと言い別れを告げる冠城。感慨深いものがあったわ」
「歴代の相棒の皆さん勿論素敵だったけど、こんなに切ない気持ちになる別れは初かも...」

といった声が上がっていた。

(TT)

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