ウクライナのゼレンスキー大統領が日本の国会でロシアの軍事侵攻を非難し、対ロ制裁の継続を切々と訴えたオンライン演説に関連して、24日(2022年3月)の「めざまし8」は、コメンテーターの橋下徹弁護士が日本側の受け止め方に「感動で終わらせてはいけない」と注文をつけた。「じゃあ、日本に何ができるかですよ」と問いかけ、具体的な対応が必要なことを力説していた。
谷原章介「感動したのであれば、それに値するだけの行動を...」
ゼレンスキー大統領の演説は「サリン」「津波」といった日本人の心に触れそうなキーワードを交えて12分間に及んだ。衆参両院の国会議員はスタンディングオベーションで賛意を示した。中継を聞いて大統領の言葉を引いて感銘を語る専門家知識人もメディアにはいたが、橋下氏は「なにか演劇を観ている感覚」と評した。
「毎日(ウクライナでは)人が亡くなっているんですよ。本当にウクライナに必要なことができていない」と日本の対応を批判したのは、水産物やエネルギー取引について一部続いているものがあるといわれる点だ。橋下氏は「国内事情はあるにせよ、まずはゼレンスキー大統領に自国経済のことを考えた取り引き継続分があることをごめんなさいと言うべきだ」と指摘した。
「西側諸国が本当にウクライナの状況を打破しようと思うなら、(もっと)強力な武器を提供しなければいけないのに、ロシアとの戦争を避けるためにそれもできていません」「じゃあ、僕らにできることは、西側諸国にプーチン大統領といっしょの場に出て話をしろと言うことはやれると思う」と、積極的な和平推進を求めた。
日本も各国も、もっとやれることがあるはずで、早く行動しろということか。
古市憲寿(社会学者)「日本の政治家はウクライナのリアリティを感じていない。だから、スタンディングオベーションもあらかじめ1分間にすると発表しちゃったり。滑稽さを感じましたね」
司会の谷原章介「感動したのであれば、それに値するだけの行動をしていかなければならないですよね」
(あっちゃん)