中国旅客機「垂直落下」 識者、「翼」失った可能性を指摘(モーニングショー)

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   乗員乗客132人が乗った中国東方航空機の墜落映像には息をのんだ。広西チワン自治区の山中にまさに真っ逆さまに落ちたのだ。「異常な垂直落下の原因は?」と「モーニングショー」の野上慎平アナが23日(2022年3月)の「ショーアップ↑」コーナーで解説した。

  • 番組ツイッターより
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2分間に8000メートルの急降下

   墜落したボーイング737‐800は全世界で7000機が導入されているベストセラー機で、日本でもJALとANAで約100機が飛んでいる。中国の航空当局によると、高度が急激に下がった時、管制官が呼びかけたが返答はなかったという。2分間に8000メートルの急降下だった。

   中国共産党の機関紙系「環球時報」は「飛行中にエンジンが動力を失った可能性がある」という識者のコメントを伝えているが、元JALパイロットの塚原利夫氏は「人為的なミスは考えにくい」という。「翼がもがれてロケットのような形状をした鉄の塊になって落下したのでしょう」と話す。

   野上アナ「パイロットが意図的に落下するような操作をしても、翼があれば揚力が働くので、垂直落下はしないと塚原さん話しています」

   では、なぜ翼はなくなったのか。浜田敬子(「AERA」元編集長)は「けさの朝刊では、航空評論家が、パイロットの操縦ミス、機材の不具合、気候の急激な変化の2つ以上が重ならなければ起こりえないとしています。原因の究明はかなり難しいだろうなと思いますね」と話す。墜落映像では機体から黒煙が上がっているようも見える。

   司会の羽鳥慎一「機体に何か問題があるんだったら、ちょっと不安になりますよね」

   墜落現場からは放送時点でまだブラックボックスは発見されていない。

(カズキ)

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