岡山の雉真家の一室で「カムカム英語」のテキストを見つけた大月ひなた(川栄李奈)がそこに記された音符と歌詞をみながら歌を口ずさんでいると、るい(深津絵里)が戻ってくる。
テキストに書かれた「Yasuko」とは誰なのか尋ねたひなたに、るいはそれが自分の母であり、ひなたの祖母であることを告げる。そしてるいは母・安子との思い出をひなたに聞かせる。
一方、錠一郎(オダギリジョー)はある人物に会うため、1人でジャズ喫茶「Dippermouth Blues」に向かう。
ラジオ英語講座を続けている効果が
大月家は京都の自宅に戻る。ひなたは子どもの頃に挫折したラジオ英語講座での勉強を再開。るいは放送が始まるまでの間、小豆を炊きながら安子について語るのだった。
そんなある日、錠一郎がトミー北沢(早乙女太一)を連れて帰ってくる。
そして1999(平成11)年。いまだにノストラダムスの予言を信じるひなたは、身の回りに起きることも時代劇業界を騒がせるニュースもすべて恐怖の大王の仕業だと思い込んでいる。
一方で、ラジオ英語講座を続けているおかげで、ひなたの英語力は映画村にやってきた外国人観光客を英語で案内できるほど上達していた。
そんなある日、野田一恵(三浦透子)がひなたに悩みを相談するため、大月家にやってくる。一恵は、女優の美咲すみれ(安達祐実)が離婚したことをひなたに告げる。榊原誠(平埜生成)と付き合うようになっていた一恵は、榊原がいまだにすみれを想っているのではないかと気が気ではないようだ。
そして別の日、一恵はそば店で衝撃の光景を目にしてしまう。泥酔したすみれを、榊原が優しく介抱していたのだ。
映画村では、ハリウッド映画の撮影が行われる企画が浮上。ひなたは、視察のために訪れる製作チームを英語で案内することになる。