3月23日(2022年)に最終回を迎える「相棒 season20」(テレビ朝日系)で、杉下右京(水谷豊さん)の相棒を務めてきた冠城亘(反町隆史さん)が卒業となる。
3月16日放送の第19話「冠城亘最後の事件―仇敵」では、国家公安委員長の鑓鞍兵衛(やりくら・ひょうえ、柄本明さん)を8年前に襲撃した京匡平(かなどめ・きょうへい、本宮泰風さん)が出所し、再び鑓鞍を狙っているとの情報が浮上していた。
「野郎2人のコンビなんてね、暑苦しいでしょ?」
京に関する情報を伝えに鑓鞍を訪れた特命係の2人を、鑓鞍は自身につけているSP、津崎真茅(野波麻帆さん)と湯本律郎(柿本光太郎さん)に紹介する。
鑓鞍が湯本の名前を覚えていなかったことについて、杉下は
「最近交代なさったんですか?先程先生があなたの名前を覚えてらっしゃらなかったので。このタイミングですからねぇ、もし交代があったとしたら理由は何だろうかと気になりましてね」
と尋ねる。鑓鞍が
「最近交代してもらったの。彼だけじゃなく2人ともね」
「男女ペアにしてもらったの。私ほら、男女共同活躍推進会議の顧問だから」
と答えると、杉下は
「申し上げている『あえてこのタイミング』というのは、京匡平の再襲撃のタイミングになぜ?という意味ですが」
とたたみかける。鑓鞍が
「京なんて関係ないの。このタイミングもどのタイミングも、男女平等は時代の要請。だからですよ。2人組なら男女のペア。今どきね、野郎2人のコンビなんてね、暑苦しいでしょ?」
とまさに男性2人組の特命係を見やると、冠城は頭をかき、杉下は「我々、時代遅れだそうですねぇ」と苦笑いしていた。
冠城の卒業で次の杉下の相棒が誰になるのか、多くの視聴者が気にしている中、鑓鞍の今回の発言があったことで、ツイッターなどでは
「柄本明の『時代に合わせてバディを男女混同にしてみた』ってやつ?あれ次シーズンの相棒女性になるって伏線じゃ...考えすぎか...笑」
「鑓鞍兵衛が今どき野郎同士は暑苦しい的なこと言ってたけど、そろそろ女性の相棒もありうるのかな?」
「今週の放送で男女平等みたいなことも話してたし次の相棒マジでシリーズ初の女性あるんちゃうかこれ」
といった考察が展開されている。
(TT)