NHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」3月18日(2022年)放送回に、松村北斗さん(SixTONES)演じる雉真稔が「再登場」し、視聴者から「爆泣き」などの反応を集めた。(ネタバレあり)
50回目の終戦の日、大月るい(深津絵里さん)と錠一郎(オダギリジョーさん)はジャズ喫茶「Dippermouth Blues」を訪れたのち神社へ向かう。
松村北斗「戦地での願いとか優しさが届けられてうれしい」
錠一郎がるいに、
「すごく腑に落ちた。定一(柳沢、世良公則さん)さんの店でデートしてサッチモ聴いて、それで生まれてきた娘にるいって付けたんやって」 と語りかけると、るいは母・安子(上白石萌音さん)の
「お父さんはな、るいの名前に夢を託したんじゃ。どこの国とも自由に行き来できる。そねえな世界を生きてほしい」
との言葉を思い出す。
正午のサイレンが鳴り、るいと錠一郎は揃って黙祷する。るいは目を閉じながら、終戦直後に自分を背負い、この神社で「稔さんがご無事でありますように。ご無事で...帰ってきてくれますように。どうか、どうか...」と祈っていた安子の姿を思い出す。
るいが目を開け隣を見やると、隣には海軍の軍服姿で、頭を下げて黙祷している稔の幻影があった。
るいが驚いた様子で「お父さん?お父さんですか?」と聞くと、稔は顔を上げ、
「どこの国とも自由に行き来できる。どこの国の音楽でも、自由に聴ける。自由に演奏できる。るい。お前は、そんな時代を生きとるよ」
とるいを見つめたのだった。
「安子編」で人気を博し、戦死が知らされた際には視聴者の中で「稔さんロス」の声も上がった稔の再登場に、ツイッターなどでは
「今日のカムカムエヴリバディ見て稔さんに会えたの嬉しすぎて爆泣きだよ」
「何度観ても泣きます るいちゃんの名前を呼ぶ稔さんの慈愛の表情 時を経て稔さんが望んだ時代になったね」
「稔さん...るいに会いに帰って来てくれてありがとう」
と感動のコメントが相次いでいた。
なお、ドラマ公式インスタグラムで公開された動画では、松村さんが
「稔が戦死して描かれていなかった思いとか、戦地での願いとか優しさが皆さんに届けられて本当にうれしい」
などとコメントしている。
(TT)