ロシアのウクライナ侵攻が続くなか、ウクライナのゼレンスキー大統領が「オンライン演説」の世界行脚を展開している。きょう18日(2022年3月)の「スッキリ」が取り上げた。
加藤浩次「日本で、世界でやる意味は何でしょうか」
ゼレンスキー大統領は今月8日、イギリスの議会で「どんな犠牲を払ってもウクライナのために戦い続けます」と演説したのを手始めに、15日にはカナダ、16日にはアメリカ、17日はドイツと連日、オンライン演説を行っている。アメリカ連邦議会では「アメリカの力を必要としている」「真珠湾攻撃や同時多発テロを思い起こしてほしい」と訴えた。
ウクライナ側は日本の国会での演説も打診しており、森圭介アナウンサーは「国会でしっかり議論し、前向きに対応してほしい」という岸田文雄首相のコメントを紹介した。
鶴岡路人・慶応大准教授「国によってメッセージを変え、それぞれの国民に響きそうなネタをしっかり入れています。これによってどこまで外国の世論が動くかはわかりませんが、ウクライナが何のために戦っているのかを見捨てないでほしいというメッセージを直接伝えることは意味があります」
ウクライナ側の打診に対し、日本側からは「議場にスクリーンがない」とか「前例がない」などの声もあがっている様子だが、番組ではそうした事情には踏み込まなかった。MCの加藤浩次が「日本で、世界でやる意味は何でしょうか」とコメンテーターに演説の是非について話を振ったが、議論もいまひとつ深まらなかった。
(キャンディ)