16日(2022年3月)深夜に宮城や福島県を中心に起きた最大震度6強の地震では、関東全域で一時最大209万軒が停電した。なぜ震源地の福島県沖から離れた都心でも大規模停電が発生したのかを、17日の「めざまし8」は考えた。
「ブラックアウト」を防ぐための機能が作動
停電は東京都で70万、神奈川県31万、埼玉30万、千葉22万軒など。3時間半ほどで解消した。東京電力パワーグリッドによると、電力の需給バランスが崩れて大規模停電が長期にわたる「ブラックアウト」を防ぐために送電を自動的にストップするシステムが作動したという。
六本木交差点では、片側は電気がついていたが、もう片側・赤坂側はほぼ消灯状態となった。
司会の谷原章介「停電した地域としなかった地域がありました。どういう違いがあるのか」
防災・危機管理アドバイザーの山村武彦さんは「配電エリアがブロック別に分かれているためで、2018年の北海道地震のときに全道で長期間停電した教訓から電力バランスと安全性を確保しながら機能が作動した」と解説した。
尾木直樹(教育評論家)「通勤通学の人は混乱する。高齢者はとくに負担が大きい。(マンションなど)上下の移動手段が重要だと思います」
橋下徹(弁護士)「日本社会はいろんな災害対策を講じてきている。いざというときには、きちっと逃げていただきたい。停電が、関東に数千万世帯ある中で200万軒でおさまったことはきちんと評価していい」
トラウデン直美(モデル、タレント)「停電にも備えておくことが必要と、今回痛感しました」
谷原「いつごろまで警戒するべきなのか」
山村さんは「1週間ではく1カ月ぐらいは注意する必要があります」と指摘した。
(あっちゃん)