ロシアTV「反戦」女性への反応 「バカな女」「尊敬に値」...「スッキリ」が伝えたモスクワ市民の声

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   ロシアのウクライナ侵攻をめぐり、情報統制が行われているロシアで国営テレビの生放送中に番組スタッフの女性が反戦メッセージを掲げる一幕があった。この女性は警察に身柄を拘束されたが、現地時間のきのう15日(2022年3月)夜、釈放された。16日の「スッキリ」が釈放された映像とともに伝えた。

  • 番組ツイッターより
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加藤浩次「広がっていかない現状が...」

   女性はロシア国営「第1チャンネル」の番組スタッフのマリーナ・オフシャンニコワさん。おとといの報道番組で女性キャスターが欧米の経済制裁を阻止するニュースを読み上げている最中に、キャスターの後ろに入り込み、「戦争をやめてください!戦争反対」と言いながら「プロパガンダを信じないで。あなたたちはだまされている。ロシア人は戦争に反対している」という手書きのメッセージを掲げた。

   番組はすぐに違う映像に切り替わり、オフシャンニコワさんは警察に連行されたが、きのう夜、約3万円の罰金で釈放された。釈放直後、改めてカメラの前で「これは私自身の戦争に対抗する決断でした。ロシアが行った侵略に反対だからです。酷いことです」などと訴えた。

   オフシャンニコワさんの行動について、モスクワ市民に聞いたところ、「とても大胆な行動。尊敬に値すると思います」という若い男性の意見の一方で、高齢の女性は「何の感想もないわ。バカな女だと思う」と批判。「その話題は話したくない」という高齢の男性もいた。

   鶴岡路人・慶応大准教授「政府としては、反発が広がらないよう、(オフシャンニコワさんに対し)あまり厳しい措置を意図的にとらなかった可能性もあります」

   MC の加藤浩次「日本であのようなこと(オフシャンニコワさんの行動)があれば、『あれおかしいぞ』となりますが、ロシアで国営テレビしか見ていない人は『そっちが嘘だ』と信じないので、(反戦運動が)広がっていかない現状があるようです」

(キャンディ)

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