連続ドラマ「真犯人フラグ」(日本テレビ系)最終回が、3月13日(2022年)に放送された。(ネタバレあり)
相良真帆(宮沢りえさん)を誘拐した犯人は河村俊夫(田中哲司さん)だった。河村は凌介(西島秀俊さん)に、
「俺は真帆ちゃんが好きだった。だから俺のものにしたかった」 「俺は絶対的に自信があった小説でお前に負けた。でもお前は小説をやめた。俺が何よりほしかったもので俺を潰して、それをあっさり捨てたんだよ!しかもお前は真帆ちゃんと結婚しやがった。お前はまた俺が欲しかったものを、大した努力も苦労も代償もなくヘラヘラ笑いながら奪っていく!だから真帆ちゃんを奪った。お前を、お前が大切なものを徹底的に痛めつけてやったんだよ!」
などと動機を明かした。
アイスピック手に詰め寄る
河村は汚職政治家を追う中で林洋一(深水元基さん)と真帆がホテルの部屋に入っていくのを目撃していて、凌介に黙っている代わりに「今だけは自分のものになってくれ」と真帆に迫る。しかし真帆に抵抗されたため殺害、さらに林も殺した。
河村は強羅誠(上島竜兵さん)に依頼し、真帆の遺体をエンバーミング(遺体衛生保全)。棺桶におさめて、凌介と真帆の出会いの場でもある大学の講堂のベンチに置いていた。
美しい真帆の亡骸を凌介は泣きながら抱きしめる。凌介とともに河村を追いかけてきていた日野渉(迫田孝也さん)も泣きながら、「至上の時」を出る直前に持ち出したアイスピックを手に
「落ち込んだら励まして、疑われたら救って、自分も小説も認めてほしくて!結局お前も、凌介のことが大好きなんだよ!それは言葉にして伝えるもんだろ!何でだよ河村!」
と詰め寄る。しかし河村から「わからないよな、日野っちは素直だから」と言われ、アイスピックを自分の太ももに突き刺されてしまった。
亀田運輸の部長・太田黒芳春(正名僕蔵さん)の情報提供によって河村の自白現場に居合わせることができたYouTuberのぷろびん(柄本時生さん)が動画を生配信。それを見ていた刑事の阿久津浩二(渋川清彦さん)と落合和哉(吉田健悟さん)もやって来て、河村は緊急逮捕されたのだった。
真犯人予想投票で大差の1位だった
事件解決後、「至上の時」に凌介、二宮が訪れると、コメンテーターの雫石千春(小松利昌さん)が。凌介がアルバイトしていた頃の後輩で、情報番組で凌介に不利になるようなことばかり言っていたのは「その頃こいつの彼女が凌介に勝手に惚れたのをずーっと根に持ってたんだって!」(日野)という。
雫石と同じ番組に出ていた、たまるよしこ(椿鬼奴さん)が「コーチングしたら全部しゃべったわ」と雫石を吐かせたといい、隣の日野が「妻ね、ライフコーチなの」とたまるに寄り添う。既婚ということだけ判明していた日野の妻は、たまるだったことが最終回にして明らかになった。
河村が真犯人という結末だったが、ドラマ公式サイトの真犯人予想の最終投票結果(3月11日更新)では、2位の河村(16%)に大差をつけて日野が1位(46%)だった。J-CASTテレビウォッチで最終回直前(5~11日)に実施した真犯人予想投票でも、日野が399票中89票で1位だった。
最後まで疑われ続けた日野だが、結局「真っ白」だったということで、ツイッターなどでは
「日野さん疑ってごめん...いい人すぎてどうしよう...」
「日野さん、河村が話してるとき凌介のこと後ろから刺すんじゃないかとか、、最後まで疑ってごめん」
「日野さんちょっと疑ってごめんね。足お大事に」
と、日野に平謝りする書き込みが相次いでいた。
(TT)