NHK大河「鎌倉殿の13人」、3月13日(2022年)の放送。平家の追討軍を退けた北条義時(小栗旬)ら源頼朝(大泉洋)軍。平家の総帥・清盛(松平健)は都を京へ戻すことを決断した。そんな中、鎌倉では八重(新垣結衣)が頼朝には知られずに、侍女として働き始める。八重に昔から思いを寄せる義時は八重を気づかうが、頼朝の愛妾でもある亀(江口のりこ)が、そんな様子を横目に、八重とは何者?と疑念を抱きはじめる。
「新しく入った侍女は目立つ割には、まったく役に立たない。素性を知っておきたいのです。奥を預かるものとして」と義時の妹・実衣(宮澤エマ)に迫り、八重の『正体』をから聞き出した亀。
勝ち誇ったように...
おやつ?甘いもの?に釣られて八重さんの実情を亀にペラペラしゃべっちゃうなんて...とも思ったが、亀の勢いが恐ろしかったのでしょうね。いつの間に奥を仕切ってる亀。でもせめてもう少しほほ笑んでほしいわ。
その後、亀は、八重に頼朝の部屋へ酒肴の盆を運ぶよう指示。何も知らない八重が、しずしずと頼朝の部屋へ向かう。戸を開くと、頼朝と亀が寄り添っている。それを見た八重は、驚愕と共に苦い表情に変わったが、八重の最初の夫である頼朝は唖然呆然。
八重は乱れもせずに、お盆を2人の側に置いて、冷静を保ちながら静かに去っていった。もちろん腹の中は煮えくり返っているだろう。自分は陰ながら頼朝を想い続けて奉公しているのだから。そうそう政子と頼朝を取り合ったシーンでも静かに立ち去った八重。取り乱さない理性的な人なんでしょうね。
一方で、亀は「ありがとう、八重さん」と勝ち誇ったように八重に言い放った。乱れた格好で男にしな垂れたままの姿を見せつけるなんて、下品だと思うけど、亀は亀で頼朝の愛情を独占したい所以。だとしてもこのやり方は......。ツイッターなどでは「亀の性格の悪さが滲み出る回」「江口のりこさん演じる亀が超絶面倒くさい女の極みで笑った」「構図がすごい」などいろんな反響が見受けられた。
八重は体調不良になってしまって出仕を休んでしまうが、頼朝は八重の存在に気づいてストーカー的行為に及ぶ。頼朝の女性にだらしない部分は人でなしに近い?歴史上の大物とはいえ、所詮人間だということか。今後、政子が亀に気づくことになるのだろうが、今から冷や冷やする。
(Y・U)