ウクライナの新婚夫婦 「スッキリ」が伝えた「その後」の2人

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   ウクライナに侵攻するロシア軍は、首都キエフの総攻撃を始めるとの見方が強まるなかで、4回目の停戦協議では一部進展があるのではないかとの期待感もウクライナ側には出ている。14日(2022年3月)の「スッキリ」が最新の動きを伝えた。

  • ウクライナ情勢に注目が集まっている
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夫は式の直後に戦地に赴き、現在一時帰還

   キエフに留まって戦っているスビャトスラフさん(25)は12日、「市内は今は静かな状態で、時々サイレンが鳴り、残っている人は地下シェルターに避難している。私は数日前に前線から帰ってきました」。ソフトウエアエンジニアだったが、ロシアの軍事侵攻でウクライナ軍に入隊。ロシアが侵攻したその日に、同じキエフ市内に住むヤリナさん(21)と結婚、先週の「スッキリ」が取り上げたばかりだ。

   ヤリナさんは市内に残って、軍の後方支援に従事。夫は式の直後に戦地に赴き、キエフ郊外でロシア軍と戦っていた。ロシアの戦闘機が空爆するなかで、入り込んできたロシアの工作員を捕まえたり、戦車砲で応戦したりするなど最前線で闘っていた。ほとんどの時間、携帯の電源を切り、新妻との連絡は取っていなかった。「電波が原因で居場所がばれて、全員が殺されてしまう可能性があったから」。4日間の任務を終え、一時帰還した。夫婦のフェイスブックには、「帰ってすぐ妻に電話したら、彼女は走って会いに来た。うれしくて妻は泣いていた」「私の愛する夫が元気で帰ってきた。喜びの涙があるなんて知りませんでした。彼は私の名前を呼ぶと、私の肩に手を置き、『君は人生で正しい選択をしたんだ』といいました」。

   スビャトスラフさんは「ウクライナ軍はロシア軍の侵入を完璧に防ぐという小さな成功を収めています。反撃はありますが軍隊の配置を崩すことなく保っています。一時的な安定した状態だ」。ヤリナさんは、「私たちは決して降伏をすることはありません。ロシアとウクライナ、どちらが文明社会であるかということを証明するために、21世紀最大の敵と戦っており、世界からの手助けが必要です」。日程は未定だが、夫は再び戦地へ行く。

   キエフ中心部から約8キロ離れた病院では、侵攻が始まってから一昨日までに44人の新生児が誕生した。市内の産婦人科病院の医師は、「病院が標的となり、激しい戦闘場所になる可能性がある。多くの妊婦は避難中に出産することを恐れ、キエフを離れるのを怖がっています」。ウクライナからの海外への避難者は、13日現在で270万人に膨らんだ。

   南東部のメリトポリなど2市では、市長がロシア軍に拉致された。メリトポリ市では約2000人の市民が抗議の声を上げた。

   一方、停戦協議に参加しているウクライナの大統領補佐官は13日、「ロシアとの建設的な話し合いが始まっていて、数日中に何らかの成果が得られると思う」と発言。ロシア側は、次回協議が14日に行われると明らかにした。

   MCの加藤浩次「妥協の動きは、短期間ではなかなか難しいかもしれませんね」

(栄)

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