学生を連れて「月曜から夜ふかし」のスタジオ見学、チーフ・ディレクターとの質疑応答も

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   2月28日、私は客員教授をしている「iU情報経営イノベーション専門職大学」の学生たちを連れて、汐留にある日本テレビの「月曜から夜ふかし」のスタジオ見学に行って来ました。

   「月曜から夜ふかし」は毎週月曜日の午後11時59分から放送されているバラエティー番組で、社員の古立善之君が企画・総合演出をしています。古立君はこの他にも「世界の果てまでイッテQ !」「1億3000万人のSHOWチャンネル」等の企画・総合演出も担当する、情報制作局専門部長でチーフ・ディレクターです。

   「月曜から夜ふかし」については以前もこのコラムで紹介しました。司会は村上信五(関ジャニ∞)とマツコ・デラックスで、世間で密かに話題になっていることが書かれた「〇〇の件」のカードを選定し、そのカード内容のロケVTRを鑑賞して、2人でトークを行うものです。番組コンセプトは「世間で話題となっているさまざまな件に対して、ちょっとだけ首を突っ込んだり、突っ込まなかったりする番組」というもの。私は、この番組の「いい加減さ」が好きなのです。

  • 日本テレビの「月曜から夜ふかし」番組サイトより
    日本テレビの「月曜から夜ふかし」番組サイトより
  • 日本テレビの「月曜から夜ふかし」番組サイトより

「テレビマンはYou Tuberになりたいと思わないのか?」

   昨年の11月に「iU情報経営イノベーション専門職大学」で「テレビの将来」というテーマで講義をした時、私が今好きな番組は「月曜から夜ふかし」だという話をすると、学生たちの反応がとても良く、スタジオ見学をという流れになったのです。古立君に電話をすると、快諾してくれて、今回のスタジオ見学という運びになりました。

   当日、事前に学生が古立君に質問できる機会を1時間程設けてもらい、質疑応答できたことがとても良かったです。

   「テレビの制作では、何を大切に思って働いているのか?」という問いには、「視聴率を取ることは、良いことで大事にしている。ずるいことをしても、視聴率は取れない」と、古立君は答えました。

   「テレビマンはYou Tuberになりたいと思わないのか?」という質問には、「あまり思わない。番組をやるということは、人・物・金を何千万円、何億円も使える。その中で、自分のクリエイティビティを問われる」。

   そして次のように言いました。

「ヒューマングルメンタリーオモウマい店(中京テレビ制作により日本テレビ系列で、毎週火曜日19時から19時56分に放送されている、グルメバラエティー番組)が、画期的だ。テレビ番組の中では、NHKスペシャルが最高だ」

   私は、古立君が語った「視聴率を取ることは良いことだ」には、全く同感です。また、「テレビ番組の中では、NHKスペシャルが最高だ」という意見にも、共感しました。

   次週もこのスタジオ見学について書こうと思っています。

渡辺弘(わたなべ ひろし)
渡辺 弘(わたなべ ひろし)
1952年生まれ。東京大経済学部卒業。1976年に日本テレビに入社し、制作局CP、ドラマ制作部長として番組づくりの現場で活躍。編成局長、制作局長、取締役報道局長、常務・専務を歴任した。「マジカル頭脳パワー!!」「THE夜もヒッパレ」「「スーパーJOCKEY」「24時間テレビ」などヒット番組をプロデュースした。 現在は「情報経営イノベーション専門職大学」客員教授。映像会社「2501」顧問。
姉妹サイト