こんなものまで値上がりが? 玉川徹「賃金上がらず、物価が上がる」

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   ロシアのウクライナ侵攻が日本の暮らしを直撃しはじめた。けさ11日(2022年3月)の「モーニングショー」は、「私たちの生活全般にさまざまな影響が出ています」と野上慎平アナが「ショーアップ↑」コーナーで取り上げた。たとえば、こんなものまで値上がりや品不足が始まっている。

  • 値上げが相次ぎそうで…
    値上げが相次ぎそうで…
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木材、パン...

   ●ウニ・カニ・サーモン――東京・築地の「斎藤水産」斉藤又雄さんはこう話す。「ウニは店頭に並ばないような状況を覚悟してます。タラバガニは今年の年末は今の2倍ぐらいに値上がり。刺身用のノルウェーサーモンは飛行機がロシア上空を飛べないので入荷ストップしてます」。タラバガニの9割はロシア産だった。

   ●木材――ロシアは世界の森林面積の5分の1を占める森林大国だ。日本の輸入も多い。「東京新宿木材市場・鶴ヶ島売場」の吉田悦久所長は、「ロシア材が入ってこないと、30%分の木材がゼロになってしまいます」と話す。木材が不足すれば住宅建築費も上がる。

   ●パン――日本は小麦の9割を輸入に頼っていて、価格安定のため国が一括して買い入れ、それを製粉会社に卸す。その政府売り渡し価格が4月から17.3%も上がり、過去2番目の高値になる。しかし、これは北米産の不作によるもので、今後はこれにウクライナ情勢による値上がりが加わる。ウクライナは世界第3位の小麦輸出国だ。

   野上アナ「コミネベーカリーの小嶺忠社長は、『小麦だけでなく、砂糖、油も上がり始めていて、パン1個500円時代が来る』と悲鳴を上げています」

   ●立ち食いそば・うどん――都内で立ち食いそば店を経営する高木製麺所の石原隆店長は「いま1杯290円のかけそば、かけうどんも4月から値上げするかもしれない」

   ●銀歯――銀歯の材料であるパラジウムはロシアが世界シェア4割。パラジウムメーカーは「銀歯が作れなくなるかもしれない」という。

   ●和牛――東京・あきる野市で約700頭の東京秋川牛を約200頭飼育している竹内牧場の竹内孝英さんは、「コロナ禍で飼料がとんでもなく値上がりしているのに、さらに戦争で値上がりしたら、今後やっていけない」と話しているという。ウクライナは和牛の飼料のトウモロコシ輸出量で世界4位である。

   玉川徹(テレビ朝日)「20%くらいの物価上昇があってもおかしくない状況ですよね。賃金は上がらず、物価が上がるということが起こると考えてます」

   長嶋一茂(スポーツキャスター)「これは数年は続くと思ったほうがいいかもしれませんね。戦闘が小康状態になっても、こっちの影響はおおきいですよ」

(カズキ)

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