「ロシアのスパイの手がのびている可能性が浮上しました」と11日(2022年3月)、司会の谷原章介が停戦協議やウクライナ軍の内部にまで暗躍する工作員たちの情報戦に触れた。
停戦協議めぐるスパイ報道も
2月28日、1回目の停戦協議に参加したウクライナ側代表団の1人が「ロシアのスパイ」として射殺されたとイギリスのミラー紙が伝えた。二重スパイだったという説もある。ウクライナ戦車の情報を盗んだとして逮捕されたロシアスパイもいた。
元CIA(アメリカ中央情報局)で30年間諜報員を務めたというジョン・サイファー氏は「ロシアは国際機関でも日常的にスパイを使う」と話す。プーチン大統領は西ヨーロッパ諸国を不安定にしようとし、ウソの情報を流し、要人暗殺もしており、今後も停戦協議にスパイを潜り込ませる可能性があるという。
元警視庁公安部捜査員の勝丸円覚氏は「軍人として潜伏し、ウクライナ軍の配備状況を収集していると思う。戦車を何人のシフトで回すとかまでロシアは把握しているだろう」と推測する。
筑波大学の中村逸郎教授は「ウクライナ軍人にウオッカを飲ませて酔わせる作戦まで、今回の侵攻前にはあった」と語った。
谷原「まるで映画の世界ですね」
風間晋(フジテレビ解説委員)「米CIAは議会で責任を問われるから非合法活動はやりにくい。民主化が進まないロシアは非合法活動できる。冷静に見た方がいい」
とすれば、これは笑い話ではない。
(あっちゃん)