ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続くなか、戦禍のウクライナからたった1人で隣国スロバキアへ避難した11歳の少年がいる。きょう11日(2022年3月)の「スッキリ」が取り上げた。
ザポリージャから移動
ハッサン君は、ヨーロッパ最大級の原発がロシア軍に制圧された、ウクライナ南部の都市ザポリージャに住んでいた。母親は体の不自由な祖母を置いて避難できなかったため、ハッサン君はリュックとパスポートを持ち、スロバキアに住む親せきの電話番号を手の甲にペンで書きつけ、1人で国境を目指した。番組では移動手段を伝えなかったが、その距離は約1100キロに及んだ。
ハッサン君を受け入れたスロバキア政府は「その笑顔と勇敢さ、強い決意で、少年はすべての人を魅了しました。本物のヒーローに値します」と称賛。同政府が公開した動画のなかで、ハッサン君の母親は「母親を置いていけず、仕方なく息子だけを避難させました。スロバキアの国境警察やボランティアの皆さんのおかげで息子は自力で国境を越えることができました。私の子どもの命を救ってくれたことを心より感謝します」と涙ながらに語っていた。
MCの加藤浩次「こうやった映像を国際社会に見せることは大事ですよね」
ナヲ(ミュージシャン)「子どもたちがどんな気持ちが逃げて、どんなに家に帰りたかったか、家族といたかったのかと思うと苦しいです。何のための戦争なのでしょうか」
(キャンディ)