11年前の大震災時、「私は木村拓哉さんと...」 香川照之の回顧と「思い」

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   東日本大震災から11年目の今日3月11日(2022年)、「THE TIME,」でも震災関連の話題がいくつも取り上げられた。大震災での死者は全国で1万9759人、行方不明2553人。宮城県南三陸町や岩手県大槌町の海岸では10日に行方不明者の捜索が行われた。青森市では「震災の記憶を伝える」展示会が開かれている。

  • 番組ツイッターより
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「『南極大陸』というTBSドラマの撮影を」

   そんななか司会の香川照之が「小学校が一般公開されます」と紹介したのが、宮城県石巻市の門脇小学校。震災当時、海から800メートルのこの小学校には1.8メートルの津波が押し寄せた。職員は「揺れがどんどん強くなり、自分の体を机で支えているのがやっとだった」と振り返る。そこに津波に流されて火のついた家が近づき、校舎に燃え移り津波火災が発生したという。教室には今も真っ黒に焼けた机や椅子、ランドセルなどが当時のまま残っている。門脇小学校は津波火災の痕跡を残す唯一の震災遺構として4月3日から一般公開される。

   また、同じ石巻市の大川小学校も震災遺構として去年7月から一般公開されている。大川小学校には高さ8.6メートルの津波が押し寄せ、児童74人と教職員10人が犠牲になった。

   香川は6時のコメントで当時の思い出をこう語った。

「その時私は北海道の最東端、根室の風蓮湖の上に木村拓哉さんと立っていました。凍てつく根室の湖は凍って、見渡す限り氷の大地が広がっているようでした。私たちはここを南極に見立て『南極大陸』というTBSドラマの撮影をしていました。14時46分、湖が大きく揺れて撮影は中止。翌週、再び現場に行くと氷が割れて水面が顔を覗かせていました」

   香川は続けて言う。

   「今、平穏を取り戻したかのように見えますが、それは地球がご機嫌で無事であってこその平穏です。地球は時速1700キロで回転し、時速11万キロで突っ走る荒ぶる球体です。地球も生きているのです。地球をこれ以上怒りに震わさないためにも、今日、もう一度立ち止まって考え直してもいいかもしれません」と訴えた。

(バルバス)

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