チェルノブイリ原発、電源喪失 安住アナが伝えた懸念と現状

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   司会の安住紳一郎アナが別室からスタジオに戻って最初にトップニュースとして伝えたのが、チェルノブイリ原発の電源が喪失されたこと。安住は「ロシアが制圧しているチェルノブイリ原発。電源を供給する送電網が破壊されました。(放射性物質が)漏れだす可能性も指摘されています」と伝えた。10日(2022年3月)の放送。

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ロシアが制圧

   9日に、ウクライナのクレバ外相が「ロシア軍が制圧したチェルノブイリ原発への全ての電源供給が失われた」と明らかにしたもの。国営の電力会社はロシア軍の攻撃によるものとしている。現在は予備電源が作動しており、48時間は電源供給ができるが、停電が長期化する場合、使用済み核燃料の冷却ができないおそれがあるという。

   チェルノブイリ原発の元職員は「冷却ができなくなれば温度が高くなり水蒸気が放出される。放射性物質を含み非常に危険だ」と話しているが、IAEA(国際原子力機関)によると、電源供給が失われても冷却水量などから、重大な影響はみられないという。

   クレバ外相はロシア側に停戦を呼びかけたが、ロシア側はウクライナが送電施設を攻撃したためと主張している。これまで3度の停戦交渉が行われているが進展はなく、ウクライナ市民からは「ナンセンスだ。最後まで戦うだけ」という声も聞かれた。

   米CIAのバーンズ長官は「プーチンは苛立っている。民間人の犠牲を食い止めないといけない」と懸念を示した。

   放射能漏れという最悪の事態は何としても避けなければならない。

(バルバス)

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