9日(2022年3月)の「THE TIME,」冒頭、「『3月9日』という日付を聞きますと、レミオロメンの曲を思い出すと言う方も多いかも知れません」と司会の安住紳一郎アナが語り出した。
「歌詞の中に『花咲くを待つ喜びを分かち合えるのであればそれは幸せ』というフレーズがあります。この季節はそんな気持ちをたくさんの人と共有したくなりますね。そしてウクライナに早く平和が訪れますように」
安住アナ「♪流れる季節の真ん中で~♪...私が歌わなくていいですね」
宇賀神メグアナ「確認ですけど、お酒は飲まれてないですよね」
安住アナ「飲んでません」
ニュースの時は重々しい雰囲気で
こんな調子で始まった「THE TIME,」だが、ニュースの時は打って変わって重々しい雰囲気に。トップで伝えたのはロシアによるウクライナ侵攻についてだ。
安住アナ「きのう夜、ウクライナは北東部のスミから中部のポルタバに限り、避難が始まったと発表。しかし、ウクライナメディアは『スミでロシア軍の攻撃があり、人道回廊での避難が停止された』と伝えています。さらに、ウクライナ外務省は南部マリウポリからザポロジエへのルートでもロシア軍の砲撃があり、停戦が破られたと非難しました」
ゼレンスキー大統領は「ロシアは食料や薬を運ぶための人道回廊に地雷を埋めた」と訴え、BBCなど海外メディアも赤十字の話として「地雷が埋められていた」との証言を伝えている。
安住アナ「ロシア軍による侵攻から13日。戦闘はいまだ収まりません。アメリカ国防総省の高官はきのう、ロシア軍がこれまでに625発を超えるミサイルを発射したと指摘。ウクライナ周辺に集結したロシア軍のほぼ100%がすでにウクライナ国内に侵入したと分析しています。第2の都市ハリコフでは、空爆を受け街の一部は廃墟と化しました」
番組は、男性住民ががれきの中で「私は軍人ですが涙が出てきます。きのう妻は砲弾で負傷しました」などと涙ながらに訴える映像や、イルピンから徒歩で避難する女性が「イルピンでは家や住民が攻撃され、女性と13歳の子どもが死にました。これはウクライナ人の虐殺です」と怒りをあらわにする映像などを紹介した。
安住アナはこのニュースの最後に「先ほど入ってきた最新情報によりますと、ロシア側は日本時間きょう午後4時から首都キエフを始めとした5つの都市で『人道回廊』を設置し、周辺で一時的に停戦する用意があると発表したということです」と伝えた。
(ピノコ)