「アメリカメジャーリーグの大谷翔平選手の活躍を早く見たいという人も多いと思いますが、そんな姿が見られなくなるかもしれません」と野上慎平アナが煽る。けさ4日(2022年3月)の「モーニングショー」は、MLBの労使交渉が決裂して、今月31日に予定されていた開幕試合が延期となったことを取り上げた。
FA権取得に影響も
試合がなくなったことで、こんなジョークも飛び出しているという。「ナ・リーグMVP2回、年俸約32億円(13年間で約380億円)のスーパースター、フィリーズのブライス・ハーパー選手が、自分のSNSに、日本のジャイアンツのユニフォームを着た加工画像で登場して、こんなコメントを付けたんです。『読売ジャイアンツさん、時間を持て余しています』と。これに、ジャイアンツ側は『ジャージのサイズは?』と回答しました。シャレがきいてます」(野上)
長嶋一茂(スポーツキャスター)「(冗談とはいえ)ジャイアンツファンとしては、指名してくれてすごくうれしいですよ。でも、13年で380億円は、ジャイアンツにはないです。ケタがちがう。それとも安くやってくれるのかなあ」
この話題でひとしきり盛り上がったあと、野上アナがメジャーリーグ労使はなぜ対立しているのか解説した。「待遇改善をめぐって選手会側とオーナー側が対立しているんです。選手会側は最低年俸として約8340万円を要求しているのですが、オーナー側の回答は8050万円と開きがあります」
玉川徹(テレビ朝日)「でも、選手会とオーナー側の違いは290万円でしょ。メジャーリーグというと、億の単位の話ばっかり聞いているので、これぐらいの差はなんとかまとまらないのかなあと思ってしまいますけどねえ」
長嶋「あげたくないんでしょうね。一人のことじゃないし」
ところで、大谷の姿が見られなくなるとはどういうことか。開幕戦延期は差し当たって1週間だが、さらに延びて、大谷の活躍はまだまだ先になるかもしれない。しかし、野上はこっちが心配という。「開幕戦がさらに延びると、大谷選手が2023年オフに予定しているFA権取得が、2024年オフにずれ込んでしまうんです」
大谷は今シーズンでエンゼルスとの契約が切れ、オフには各チームの激しい争奪戦が予想されているが、FA権を取得できないと交渉は不利になる。選手会とオーナー側の交渉はいつももめるが、長嶋は「第三者機関が必要だと思うな」という。それにしても、最低賃金の交渉が8000万円台とは、やっぱりケタが違う。
(カズキ)