北京パラリンピックがきょう4日(2022年3月)、開幕する。「ほんとにすごいんですよ」ときょうの「スッキリ」で岩田絵里奈アナウンサーが紹介したのは、日本選手団の主将を務めるパラアルペンスキー女子の村岡桃佳選手(25)だ。
村岡選手は4歳の時、横断性脊髄炎という病気で突然足が動かなくなり、車いすでの生活が始まった。支えになってくれたのは父の秀樹さん。同じように車いすに乗って、バスケやスキーなど様々なスポーツを一緒に体験してくれた。
「芯の強さや、命をかけて滑る覚悟を感じました」
そのなかで「一番はまった」というのが競技スキー。17歳の時にソチ大会でパラリンピックデビューを果たし、4年前の平昌大会では金メダルを含む5個のメダルを獲得した。さらに、昨21年夏の東京大会では陸上100メートルに出場し、6位入賞も果たした。
東京大会の1週間後から、北京大会に向けて準備を開始。今回も滑降、スーパー大回転、大回転、回転、スーパー複合のアルペンスキー全5種目に出場する。時速100キロを超えるアルペンスキーにおける自身の強みについて「(スピードを落とすことなく曲がれる)カービングターンの精度の高さ。体の使い方やバランスは、小さい頃から車いす生活していたから身に着いたものだと思います」と話す。村岡選手は左右両方のカービングターンができるのだが、この技は世界の女子選手で2~3人しかできないトップレベルの技だそうだ。
北京パラでの目標については、「感謝の気持ちが表せるような滑りを表現できたら嬉しい。笑って終わることができるよう頑張りたい」。最初の種目はあす5日の滑降だ。公式練習では全体トップのタイムを出しており、調子がよさそうだ。
岩田アナ「取材してみて、芯の強さや、命をかけて滑る覚悟を感じました」
菊地幸夫弁護士「(滑るときのスピードが)100キロ、120キロ?怪我のないように完走していただきたいですね」
MCの加藤浩次「夏に出たことがプラスになっている感じですね。進化した村岡選手を見せてもらいたいです」
(キャンディ)