パラ開幕前の短期決着のつもりだった? 玉川徹、ロシアの「思惑」に言及

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   きょう4日(2022年3月)から始まる北京パラリンピックに、ロシアとベラルーシの選手は参加できないことになった。2日には個人資格の「中立」で参加させるとしていた国際パラリンピック委員会(IPC)が、一転して「両国の選手の安全と安心のため」出場を認めないとした。各国パラリンピック委員会から参加辞退の動きが出て、大会そのものが開けなくなる可能性が出てきたためだ。

  • ウクライナ情勢とオリ・パラとの関係は?
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「思惑通りに短期間で終わらなかったということですよね」

   その北京オリンピック・パラリンピックだが、中国はロシアのウクライナ侵攻を早くから知っていて、プーチン大統領に「大会中はやめてくれ」と要求していたのではないかという疑惑が浮上してきた。けさの「モーニングショー」で司会の羽鳥慎一が伝えた。

「『ニューヨークタイムズ』はアメリカ政府高官からの話として、北京オリンピック閉幕まで侵攻を始めないように求めていたと報じています。つまり、中国はロシアのウクライナ侵攻を知っていたということですが、在米中国大使館は『根拠のない憶測』と否定しています」

   たしかに、北京オリンピックが閉幕した2月20日の4日後にロシアは侵攻を開始している。そして、パラリンピックが始まるまでに決着をつける短期決戦のつもりだったという指摘もある。東京大の小泉悠氏はこう解説した。

「そもそも中国は、『これから戦争を始めます』と教えてもらえるような対ロ関係なのかがよく分かりません。もし事前に教えられていたなら、『北京オリンピック中はやめてくれ』という話はあってもおかしくないですね」

   プーチン大統領が北京オリンピック開会式に参加したのは、要請に応えた証しということなのだろうか。玉川徹(テレビ朝日)は「中国が事前に知っていたのか知らなかったのかは分かりませんが、ロシアにとっては、思惑通りに短期間で終わらなかったということですよね」

   パラリンピック・オリンピックだけでなく、さまざまなスポーツイベントでロシアとベラルーシ排除は広がっている。

(カズキ)

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