ロシアによるウクライナ軍事侵攻について、「スッキリ」はきのう3日(2022年3月)、ロシアのミハイル・ガルージン駐日大使とウクライナのコルスンスキー駐日大使にそれぞれインタビュー。4日の番組で双方の意見を紹介した。
加藤浩次「見解の相違というか、矛盾点も」
阿部祐二リポーターのオンラインでの取材に対し、ウクライナのコルスンスキー氏は「ロシア軍は攻撃目標であるインフラだけでなく、住宅地も攻撃している。まさに大量虐殺だ。彼(プーチン大統領)が大量破壊兵器を使うのではないかと恐れている」「ロシアは軍を撤退し、ウクライナの領土であるクリミアと東部ドンバスを返還し、我々にかまうな」と語気を強めた。
一方、阿部リポーターの対面取材に応じたロシアのガルージン氏は、軍事侵攻を「特別軍事作戦」と呼んだうえで、その目的について「(ウクライナ東部で)8年間続いている戦争を終わらせること。ウクライナの非武装化。そして非ナチス化です」と流ちょうな日本語で答えた。
攻撃の様子を伝えるテレビ映像などについては「ウクライナ軍による誤射か、意図的に打ち上げられたミサイルによる被害だ。ウクライナ軍による捏造ですよ」と悪びれずに主張していた。
MCの加藤浩次「両大使にお話を聞きましたが、言葉のずれというか、見解の相違というか、矛盾点もありましたね」
国際安全保障が専門の鶴岡路人・慶応大准教授「ロシアの大使の言い分はあまりにも荒唐無稽。爆撃の映像を停止して見れば、ロシア軍しか持っていない巡行ミサイルであることは明らかです。大使の立場上、こう言い続けなければいけないのは非常に痛々しい状況ですね」
(キャンディ)