日本テレビがドラマで新しいチャレンジをしている。3月1日(2022年)から朝の情報番組「ZIP!」の中で「サヨウナラのその前に Fantastic 31 Days」という連ドラをスタート。月~金毎朝7時50分頃から約8分間のショートドラマで、曜日ごとに主人公が変わり、地球に隕石が到着するまでの31日間を5人の視点から描く。ドラマ内の日付が実際の日付と同じになっているのもこのドラマの特徴だ。
地球に巨大隕石が接近し...
主人公の5人には、月曜日・引きこもりの青年佐藤開役の西岡星汰、火曜日・男子高校生椿木宙役の奥平大兼、水曜日・宙の幼なじみ女子高生観月未希役の南沙良、木曜日・物理教師渡会実役の北村一輝、金曜日・喫茶店店主金島陽子役の真木よう子がキャスティングされている。
初回の3月1日は火曜日ということで、男子高校生・椿木宙のお話。地球に巨大隕石が接近し、落下まであと1カ月、というところから物語が始まった。休校となり誰もいない学校の屋上に友人2人といる宙。「ずっと学校休校してんじゃん。もう二度とここにくることないんだなあって思うと、いろいろ考えるんだよ。自分のこれまでの人生、学校のことしか思い浮かべられないんだ」と感傷に浸る友人に、「鬼ごっこするか」と提案する宙。そして3人で無邪気に鬼ごっこを始める。
「出た結論はどうしようもないってこと。しょーもないことでも一生懸命やるしかない。本当に隕石がおちるとしたら、地球最後の鬼ごっこになるんだよ。それはやりたくない?単なる鬼ごっこをしてこんなにも高揚できる今は人類史上1番幸せな時かも」と、宙のおおらかで天然な性格がわかり、その3人を見ている水曜日の女子高生・観月未希が登場したところで、第1話は終了。やはり8分はあっという間だ。SFチックでハートウォーミングなドラマ。
NHK朝ドラの前に朝ドラをやるとは! 日テレ、なかなかのチャレンジャーだ。
(くろうさぎ)