謎の「注射器」大量漂着とロシアの関係 「めざまし8」が深掘り

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   「いま、日本海側の各地の沿岸で謎の注射器が大量に確認されています」と倉田大誠アナがけさ28日(2022年2月)の「めざまし8」で伝えた。鳥取、兵庫、京都の海岸で相次いで見つかっている。どこから流れてきたのか。

  • 見つかった範囲は約90キロに及ぶ(写真はイメージ)
    見つかった範囲は約90キロに及ぶ(写真はイメージ)
  • 見つかった範囲は約90キロに及ぶ(写真はイメージ)

「これだけいっぱい流れてきたのは非常に珍しいと思います」

 

   袋に入ったままのものや、鋭利な針も残っているものもある。26日、鳥取県の海岸で見つかった注射は約200本もあった。きのうも鳥取砂丘の隣の海岸に漂着していた。「めざまし8」が手に入れた写真をよく見ると、ロシア語で「医療用注射器、1回使い切り」と書かれていた。さらに袋のロゴはロシアの製薬会社のもだとわかった。製造日は去年10月とかなり最近のものだ。

 

   第8管区海上保安本部によると、最初に大量の注射器を確認したのは今月19日、京都・琴引浜。その後、兵庫県や鳥取県でも確認した。兵庫県で注射器を見つけた人に聞くと、「(注射器は)年に1個か2個を発見するぐらい。これだけいっぱい流れてきたのは非常に珍しいと思います」と話す。

 

   医療コーディネーターの鬼島一彦氏は「ロシアでは、バイアルとかアップルとかいわれる液状の薬が一般的に薬局で売られています。ごみの分別がないので家庭で使った注射器をごみにまとめて一緒に捨ててしまう。(今回漂着したものは)使用されてないものが流れてきているように見える。業者が破棄したり、もしくは運送の途中で落ちてしまったとか、まとまった数がたまたま流れて来たのではないかと推測されます」とみている。

 

   今回、注射器が見つかった範囲は約90キロに及ぶ。海上保安本部は「発見しても危険なので手を触れず、自治体に連絡するよう」と呼び掛けている。

 

   人騒がせなことだ。

(一ツ石)

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