ロシア軍の侵攻をもろに受けたウクライナの映像から何が読めるのか。25日(2022年2月)の「めざまし8」は、司会の谷原章介が軍事ジャーナリストの話を聞いた
都市上空に軍用機やミサイルが飛来し、やがて黒煙が上がる映像に、撮影者や周りの人たちからは「そっちに回った」「あっちからも来た」「ロケットが飛んでいる」「家に何か投下する」と、恐怖の声があがった。軍事ジャーナリストの井上和彦さんは「ピンポイント攻撃です。場所を選定しておき、精密誘導弾で制圧する。用意周到な計画です」と見た。
「血なまぐさい結果に」予測も
こうした暴挙が東部2州だけでなく全土で繰り広げられているさなか、ロシアのプーチン大統領は「目的は人々の保護、虐殺から市民を守るため」とテレビ演説した。
しかし、ウクライナの都市ハリコフでは民家にも被害が出、砲撃で倒れた木が住宅を貫いた映像が流れた。きょう25日付の毎日新聞(東京本社版)は、ウクライナ東部にあるアパート前で顔を血まみれにされた女性の写真を掲載した。谷原が「プーチン大統領の言葉を信じられますか」と問うが、「虐殺」しかねないのはロシアのほうだろう。
井上さんは「誘導兵器だから、まだ被害は少ないが、地上戦となればコントロールがきかない」と指摘した。
こんなロシアの暴挙に対して、バイデン米大統領はロシアの大手銀行との取引停止など経済制裁を発表したが、国際金融システムからのロシア締め出しといった強い措置は盛り込まず、生ぬるすぎて効果は疑問という批判が早くもあがる。
カズレーザー(タレント)「経済制裁が効力を発揮するまでに戦闘が終わってしまう」
米国防総省の高官は「ロシア軍は最終的には首都キエフをめざしており、ウクライナの政権転覆が狙いだ。そうなれば、血なまぐさい結果になる」と警告した。
谷原「プーチン大統領は強かったソ連をもう一度という妄想にとりつかれているのではないか」
こんな暴力を認めていいのか。言葉だけでは無力、できる・やるべき制裁を米国はやっていない。
(あっちゃん)