ワリエワ、インスタで「コーチに感謝」 玉川徹「本心から、か分からない」

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   「モーニングショー」は、今日22日(2022年2月)もロシアフィギュアスケート問題を大きく取り上げた。

   ロシア・モスクワでは日本時間の今日午前3時頃、北京五輪で活躍した選手団の祝賀セレモニーが開催され、女子金メダリストのシェルバコワ選手、銀メダリストのトルソワ選手らと並んで、ドーピング問題の渦中にあるワリエワ選手も多くのファンの前に姿を現した。祝賀会ではエテリコーチの名前も呼ばれたが、本人の姿は確認できなかった。

  • 「選手のピーク」問題にも関心が集まっている(写真はイメージ)
    「選手のピーク」問題にも関心が集まっている(写真はイメージ)
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「使い捨て」批判も

   エテリコーチはインスタグラムを更新し「ワリエワは団体競技の五輪チャンピオンであり、私たちの期待の新星です。非常にもろい部分もありますが、非常に強いアスリートです」とワリエワ選手に言及していた。しかし、ドーピング問題については「カミラ(ワリエワ)が受けた試練はチーム一丸となって乗り越えなければなりません。昨日まで笑顔を振りまいていた人たちが手のひらを返すようにあからさまに無視をしたり、ジャッカルのように襲いかかってきては様々な方法で尋問してきました。真実が解明され、このような人たちを遠ざけてくれることを願います」と恨み節。

   このコメントには20万件以上の「いいね」がついた。渦中のワリエワ選手も「いいね」を付け、さらに本人もインスタグラムを更新し「アスリートにとって一番重要なイベントに導いてくださったエテリコーリ、セルゲイコーチ、ダニイルコーチに感謝します。皆さん本当に素晴らしいコーチです。競技面だけでなく人生においても役立っています。コーチたちがそばにいれば守られているように感じてどんな試練も乗り越えられます。私を強くしてくれてありがとうございます」と感謝の言葉を綴った。

   一方でエテリコーチは過去の「選手は私たちの工場の製品。今ある素材で製品に仕上がるよう努力する」などの発言が物議を醸している。他のロシアコーチが「エテリコーチの選手たちは、使い捨てで腐りやすい食品」と指摘するようにエテリコーチ門下の選手たちは短命。ソチ五輪団体金のリプニツカヤ選手は19歳で引退。15歳で平昌五輪金メダルを獲得したザギトワ選手も17歳で競技活動を停止している。一方、平昌五輪銀のメドベージェワ選手のように、一度エテリコーチと決別し別のコーチに指導受けたものの、再びエテリコーチの指導をうけるようになる選手も。

   菊間千乃(弁護士)「素材や製品という発言は言語道断だが、若いうちに頂点を迎えて引退するというのはエテリコーチだけではなくロシア全体、国としての方針でやっている。エテリコーチはコーチとしては力がある。選手とコーチに信頼関係がないとここまで選手が付いてくることはないのかなと思う。ただ、その裏にドーピングがあったら話にならない」

   玉川徹(テレビ朝日)「コーチとの関係を否定するのは自分の過去を否定することになる。彼女が本心からコメントしているのか、すら分からない。フィギュアの回転は体が柔らかく、細い方がしやすいので、完全に大人の体に完成される前が有利だが、子どもを選手のピークに持ってくるといろいろ問題になる。ドーピングや国家を背負わせることを含め、子どもに責任を負わせられるのか」

   司会の羽鳥慎一「国によってオリンピックの捉え方が違うのかな」

(みっちゃん)

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