大月ひなた(川栄李奈)は、『破天荒将軍』の撮影現場で、時代劇女優・美咲すみれ(安達祐実)の行動を絶賛。しかし、「素人から口出しされた」とすみれは機嫌を損ねてしまう。
俳優の五十嵐文四郎(本郷奏多)は、ひなたの腕をつかんで止めようとするが、それが返ってトラブル拡大につながってしまう。結局撮影は中止になり、ひなたは五十嵐と共に撮影現場からつまみ出される。
コマーシャルを撮る企画が浮上
一方、このトラブルがきっかけで、2人の時代劇愛に気付いたすみれ。気持ちを新たに女優としての仕事に向き合うことになる。
そして1984(昭和59)年4月。ひなたは条映映画村に就職し、新人職員として忙しい毎日を送っている。
そんな中、条映映画村のコマーシャルを撮る企画が持ち上がる。モモケンこと桃山剣之介(尾上菊之助)が出演することになり、ひなたは大興奮だ。
コマーシャル撮影のためにやってきた振付師はサンタと名乗る初老の男だ。
その後、すみれからモモケンと伴虚無蔵(松重豊)に関する噂を聞いたひなたは、その真相をサンタに尋ねる。しかし、この謎の振付師は質問をはぐらかすばかりだ。
『妖怪七変化!隠れ里の決闘』のリメイク版で、旧作で虚無蔵が演じた敵役をオーディションで選ぶことが決まる。五十嵐は虚無蔵に頼み込んで稽古をつけてもらうことになる。
しかしオーディションを目前にして五十嵐は自信喪失。そんな五十嵐をひなたは励ますのだった。