2月18日(2022年)放送の「あさイチ」(NHK総合)で、休み中の博多華丸・大吉キャスターの代わりに今田耕司さんがMCを務めた。
「おはようございまーす!今田耕司でーす!!」とハイテンションで登場した今田さん。続けて「人選ミスじゃないですかー?」とカメラに向かってニヤリ。
さらに、「なかなかねぇ、起きないですから。この時間に...」と言って、腕時計に目をやった今田さん。「あ!失礼しました。時計してきたつもりだったんですけど、華丸・大吉時計してきてしまいました」と言って見せたその手首には、プリントされた2人の顔が貼ってある腕時計が。
今田耕司「なるほど。ジョーにはジョーの理由が」
代役1人目の山口智充さん、2人目の「ココリコ」田中直樹さんに次ぐ華丸・大吉ネタのボケに鈴木奈穂子キャスターは大爆笑。「吉本の芸人さんのみなさん、チームワークすごい」と感心していた。
プレミアムトークのゲストは「米米CLUB」のメンバーとしても知られる、作曲家の金子隆博さん。連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』では、200曲以上を手掛けたという。その作曲方法は「基本は鼻歌」というから驚きだ。
金子さんはその理由について「楽器で作ると、ちょっと作為的になっちゃうというか。僕は口ずさめるメロディーの方が好きなんです」と説明した。
今田「朝ドラの音楽にぴったりじゃないですか?ドラマを見ていてちょっと口ずさんでしまうみたいなことで言うと」
金子さん「だと、嬉しいです」
スタジオでは、金子さんが「あさイチ」のために作ったという曲をピアノで披露。番組定番の3キャスターによる「朝ドラ受け」をイメージして作ったそうだ。
鈴木キャスターと華丸・大吉キャスターのやりとりをイメージした音のハーモニーから、さわやかなメロディーへ。最後はふんわりと優しい音で締まった。
今田「おはようございます!ぴったりじゃないですか。自然に出ますね、『おはようございます、あさイチの時間です』って」
元々はサクソフォーン奏者だったが、42歳の時に朝ドラのジョーこと錠一郎(オダギリジョーさん)と同じような症状が出て、突然楽器が吹けなくなってしまったという金子さん。「ジストニア」という診断がつくまでの4年間はとても不安だったそうだ。
金子さん「だから今仕事していないジョーのこと責めないでください。むしゃくしゃして、るい(深津絵里さん)に当たったりとかもありましたけど、僕はその気持ち分かります」
番組冒頭、錠一郎について「全然仕事しないんですよね。20年間仕事していないって羨ましい」とコメントしていた今田さん、金子さんの言葉に「なるほど。ジョーにはジョーの理由があるんですね」と納得した様子だった。
(ピノコ)