北京オリンピックのスピードスケート女子1000メートルで金メダルを獲得した高木美帆選手(27)が北京から18日(2022年2月)の「めざまし8」に生中継出演し、レース後にヨハン・デビットコーチや小平奈緒選手(35)と交わした言葉などについて語った。
高木選手は今大会に5種目7レースと異例なほど多数の出場をつづけ、最後のレースできのう、個人種目としては自身初めての金メダルを得た。「決まった瞬間、どういう思いが最初に?」との永島優美アナウンサーの問いかけに、高木は「このオリンピック前半はしんどかった。ヨハンコーチが(コロナウイルスの陽性隔離で合流が遅れ)いなかった時間を思い返すと、いろんな感情がこみ上げてきました」と応じた。
「勢いで決めたところはあります」
ヨハンコーチとの会話は「私の方はありがとうと言うしかできなかった。その気持ちがすべてだった」「合流してから顔が変わったと周りから言われたが、私の中では日常のテンポに戻った。安心感が戻った」という。
姉の高木菜那選手とは「おめでとうの言葉はもらった。ゆっくりする時間がなく、いつも通りの感じ」で、レース後の会見で咳も出た体調については「大丈夫と思うが、咳は出る。少しずつ落ち着くと思う」
司会の谷原章介が「なぜ5種目も出たのか」と問うと、高木選手は「大きいのは出場のチャンスがあったことで、深く考えずに勢いで決めたところはあります。自分の本気の感情や新しい発見を感じられる大会だった」と振り返った。
ライバルの小平選手とは金メダル決定後にかけられた「ナイスレース」の声をマイクがとらえていた。高木選手は「小平選手と同じ時代に走れたのはスケート人生で大きな力です」と感謝の気持ちを述べていた。
(あっちゃん)