3人のヒロインで100年を描くNHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」。上白石萌音の初代ヒロイン・安子編、深津絵里の2代目ヒロイン・るい編に続き、先週からいよいよ川栄李奈の3代目ヒロイン・ひなた編がスタートし、新たなストーリーが始まった。
ポスターを見ると...
今週(2月14日~、2022年)は、将来の進路に悩むひなたが、優勝者には賞金50万円と映画デビューが約束される条映映画村の「条映城のお姫様を探せ!」という大会に出場し、子ども頃から大好きだった時代劇の世界にグッと近づくストーリーだ。お姫様には選ばれなかったものの、その「時代劇愛」に、ひなたの運命が動き出す、という重要な回だ。
大部屋俳優の伴虚無蔵(松重豊)や、ひなたと因縁らしからぬ不愛想な男(本郷奏多)など、新たなキャラも登場し、画面が賑やかになった。
16日の放送では、映画村撮影所の休憩室が出てきたが、ここに貼られているポスターが、なかなか手が込んでいて一見の価値あり。
「破天荒将軍」「江戸を蹴る」「金太郎侍」「暗闇の使者」。元ネタは「暴れん坊将軍」「江戸を斬る」「桃太郎侍」「影の軍団」だ。芸の細かさに思わず笑ってしまった。
それにしても、京都の映画村といえば、誰が見ても東映太秦映画村しかないのに、わざわざ条映に変えることもないのに、と思っていたが、ポスターまでとは。この先、どんなパロディが出てくるか、楽しみ。
(くろうさぎ)