「ようやく、春の足音、聞こえてきそうです」。けさ15日(2022年2月)の「めざまし8」、気象予報士の天達武史が笑顔で話す。
2月になってから太平洋側に雨や雪のところが目立ってきた。きのう14日、神奈川県箱根町では山沿い中心に雪が降り、街でも15センチ以上に積もったところもあった。
谷原章介「だから、3月には...」
「実は太平洋側の関東などの雪や雨は春の兆しでもあるんです。雪なのになんで春なのかと思われるかも知れませんが」と、天達が説明する。
真冬の1月では寒気が日本列島を覆うように流れ込んでくるので、南岸低気圧はブロックされ、列島を離れて進み、関東など太平洋側はよく晴れて、日本海側は大雪になるというパターンだ。
これが2月になると、南からの暖かい空気が強まり、寒気を押し上げ、南岸低気圧が太平洋側に入るスペースが出てきて、雨や雪が降ったりする。「ですから、太平洋側に雪が降るということは、南からの暖気、つまり、春が近づいているという証拠でもあるわけです」
司会の谷原章介「だから、3月には雪が多いんですか」
天達「これを何度か繰り返して春がやってくるのですが、その兆し少し見えてきました」
東京の2週間予報の最高気温をみると、週末まではまだ10度程度だが、来週になると、12、13度、週末には14度あたりにもなりそうだ。
天達「三寒四温とはいきませんが、春が見え隠れしそうです」
(一ツ石)