フィギュアスケートの羽生結弦選手(27)は14日(2022年2月)に記者会見を開き、フリー前日の練習で4回転半に挑戦した際足を痛めていたことを告白した。
転倒はしたものの、世界初認定された4回転アクセルについては「ショートも悔しくて、色んな思いが渦巻いた結果としてアドレナリンがすごく出て、自分の中でも最高のアクセルができたと思っています」「僕の中ではある意味納得しています。満足した4回転半だった」などと語った。
「悔しくてたくさん泣きました?」
また、気になる今後に関しては「まだ次のオリンピックとかちゃんと自分の中で把握できていない。正直混乱しているんですけど...」としながらも、「これからも羽生結弦として羽生結弦が大好きなフィギュアスケートを大切しながら極めていけたら良いと思っている」と話した。
記者会見後、司会の安住紳一郎アナは羽生選手に単独インタビュー。15日の「THE TIME,」はその様子も紹介した。
安住アナ「聞いちゃおうかな、思い切って。泊まっているところに戻ったら、悔しくてたくさん泣きました?」
羽生選手「悔しくて泣いた感じはないです。ミックスゾーンの中で『頑張ったな』とか『でも報われなかったな』とか強く思ったんですけれど、それよりも、自分が自分の演技を貫けたというか。自分のジャンプだったりスケーティングだったり、表現したいものだったり、自分のプログラムたちであったり...。そういったものを本当に大切にできたので、勝敗としては悔しいかも知れないですけど、なんか納得しています」
安住アナはさらに、「現在北京にいてフィギュアスケート以外のことを考えることはあるのですか?」と質問。羽生選手は「久しぶりにゲームしました」と言うと、表情を崩した。
そのゲームとは任天堂スイッチの「あつまれ どうぶつの森」だそうだが、羽生選手はここからさらにゲームについて語り出した。
「僕の中でゲームで1番好きなのは、スーパーファミコンのゲームで、『平成 新・鬼ヶ島』。マイナーかも知れないけれど、そのゲームが僕の原点であり。そして『エストポリス伝記2』というのも僕の原点です。ぜひ伝えたい」(羽生)
主人公が冒険の旅に出るアドベンチャーゲームについて語った羽生選手。その笑顔は少年のように無邪気だった。
(ピノコ)