女子団体パシュート、日本の作戦は? 玉川徹の「準決勝」展開予想

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   今日15日(2022年2月)午後に準決勝、決勝が行われるスピードスケート女子団体パシュート。3人が隊列を組んでリンクを6周、最後尾の選手がゴールしたタイムを競う競技だが、日本チームは12日に行われた準々決勝では五輪新記録で準決勝に進出、平昌に続き連覇を目指している。「モーニングショー」ではこのパシュートの戦術と見所に迫った。

   パシュートは、空気抵抗を減らすために一糸乱れぬ隊列を組むことが求められるほか、先頭にかかる負担をいかに分散するかも勝負のポイントとなる。従来はいかに素早く先頭を交代するかがカギだったが、交代する際にはどうしてもスピードの上げ下げでタイムロスが発生する。そこで最後まで先頭を交代せず、後ろの選手が前の選手の腰のあたりを押す新戦術「プッシュ作戦」を採用するチームが出てきた。平昌五輪で最下位だったアメリカ男子チームは、プッシュ作戦を採用することで去年12月のW杯では世界記録を樹立している。一方でプッシュ作戦は選手間の距離が縮まるため、少しでも隊列が乱れると接触転倒という危険性もはらんでいる。

  • スケート競技の作戦にも注目
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ハイブリッド作戦も

   長嶋一茂(スポーツキャスター)「今まで入れ替えが主流だったが、男子のほうでプッシュが流行って作戦が変わってきた」

   岡崎朋美(元スピードスケート選手)「アメリカは短距離の人が多く、長距離の人がいなかったことで、みんなで押しましょうとなった」

   玉川徹(テレビ朝日)「後ろから押しますというのはなるほど。後ろの人が動力となるのは電車と同じ」

   長嶋一茂「押されて走るのも難しい。2番目の選手は、前の選手押さなきゃいけないし、押されなきゃいけない」

   岡崎朋美「前半だと大丈夫なんです、みんな疲れてくるとアクシデントが起こる」

   日本チームはどんな作戦をとるのか。従来、3回行っていた先頭の入れ替えを1回にするハイブリッド作戦や、手をつないで連結することでテンポを合わせる手繋ぎ作戦などさまざまな作戦を試しているが、ハイブリッド作戦を採用した昨年12月のW杯ソルトレークシティ大会では、ラスト一周で転倒し最下位となった。

   12日の準々決勝で、日本チームは平昌と同じ従来型の作戦で五輪記録を出したが、ライバルとなる各チームが攻めのレースか安定重視の作戦をとるかも注目される。また、スーパーサブの押切美沙紀選手が出場することで、エースの高木美帆選手を休ませるという作戦も考えられる。

   岡崎朋美「日本チーム以外は新しい戦法でくると思います。美帆選手は準決勝を休めるなら休んだほうがいい」

   司会の羽鳥慎一「玉川さん、どの作戦でいきます?」

   玉川徹「美帆選手には準決勝休んでもらってプッシュだろうな」

   長嶋一茂「俺も同意見になった。ここ1年くらい意見が合ったことがなかったけど、合っちゃった」

   女子団体パシュートは準決勝が午後3時半。これに勝てば午後5時半前から決勝が行われる。

(みっちゃん)

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