金曜深夜枠の「タモリ倶楽部」(テレビ朝日系)。この日(2月12日未明、2022年)は「収録弁当 脇役おかずドラフト」。番組収録の際、局が用意するロケ弁の中のメインではなく、脇役のおかずをドラフト指名し、理想の弁当を作る企画。タモリと宮下草薙の2人、そして元フジテレビアナウンサーの大島由香里の3組がドラフト形式で脇役おかずを取り合うというものだった。
「ドラフト会議」形式で
シウマイ弁当からは「筍煮」「あんず」、津多屋のり2段幕の内弁当からは「煮卵」「ごぼう巻き」、鳥久特製弁当の「じゃが芋」、金兵衛銀だら西京漬け焼き弁当の「白滝の明太子和え」「ツナマカロニサラダ」、浅草今半牛肉重の「焼豆腐」、地雷也天むす5個入りの「きゃらぶき」、喜山飯店お弁当Aの「キクラゲタマゴ」、オーベルジーヌBセットの「ポテト」、塚田農場若鶏のチキン南蛮弁当の「高菜明太」というように全12種類の脇役おかずがエントリーされた。
それを「プロ野球ドラフト会議」形式で1位から4位までを順に指名していき、重複する場合は抽選で決定。詰めるスペースも順位によって変わり、1位が一番大きい。ちなみに、1巡目は、タモリが「煮卵」、大島が「白滝の明太子和え」、宮下草薙が「筍煮」だったが、大きなスペースに脇役おかずが詰められていくのは壮観だ。
その後、なんだかんだあって、結果、「煮卵」「焼豆腐」「ごぼう巻き」「ポテト」が詰まったタモリのオリジナル弁当が完成。途中、「筍煮」は崎陽軒「シウマイ弁当」が誕生した68年前からのレギュラーメンバーでシウマイに次ぐ人気を誇る、などというそれぞれの脇役おかずの情報や、タモリが楽屋弁当を持って帰るという話や、「フジテレビの報道番組は収録弁当が出ない」(大島)などの弁当エピソードも興味深かった。
「筍煮」が無性に食べたくなり、次の日、崎陽軒の「シウマイ弁当」を捜し求めて右往左往。近所のデパートは早々に売り切れていたので、同じような人がたくさんいた!? とか。
(子守熊)