<1年前のワイドショー> 森喜朗会長(当時)の「後継指名」でまたまた大混乱

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   <1年前のワイドショー> 昨年(2021年)2月11日、「女性蔑視発言」で世界から大ブーイングを浴びた東京五輪大会組織委の森喜朗会長(当時)が、辞任する意向を固めました。しかし、森氏は後任に元サッカーJリーグチェアマンの川淵三郎氏を指名したため、「森会長の独断で決まるのか」「83歳から84歳へバトンタッチはナシ」などと異論が噴出。混乱は収まるどころか、さらに炎上することになりました。

  • 開会前にドタバタ劇に巻き込まれた
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結局は「白紙」に

   (J-CAST)テレビウォッチ・ワイドショー通信簿で取り上げた「辞任する森会長が川淵三郎氏を後継指名したことへ異論噴出(略)」(2月12日、TBS系「グッとラック!」)は、コメンテーターたちから「納得できない」というコメントが多かったことを紹介しました。とくに、森会長が辞任にあたって涙を流し、それを見た川淵氏が「もらい泣き」したことに、MCの立川志らくさんは「浪花節調」と一刀両断。「世界中から非難された人を気の毒がって、いくらなんでもおかしいでしょ」と憤慨したことを伝えています。

   川淵氏が森会長について「相談役としてぜひ残ってほしい」と発言したことにも批判が湧き上がりました。「(略)「森さんは相談役に」 森会長辞任で後任に『指名』された川淵氏は突進型」(2月12日、フジテレビ系「とくダネ!」)では、川淵氏が自宅前で記者たちの取材に応じ、詳しく語った「舞台裏」を紹介しています。

   さまざまな批判を受け、結局、川淵氏の後任は白紙になり、組織委が設置した候補者検討委員会で候補者を選ぶことになりました。「森会長後任は? 安倍晋三、橋本聖子? いやいや有森裕子、小谷実可子(略)...」(2月15日、テレビ朝日系「モーニングショー」)では、司会の羽鳥慎一さんが読み上げた「候補者」の名前を伝えています。後任に必要な資質として、オリンピック・パラリンピックについて何らかの経験があり、「男女平等」「多様性」「一体性」について認識が非常に高い人、とされていました。

   その後については、皆さんご存じの通りですが、いまあの時期の迷走ぶりを振り返ってみると、よくぞ東京五輪が開催できたものだと、複雑な気持ちになってしまいます。

(コムギ)

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